30代前半でFIREも、2年で社会復帰。その後「中隠」へ。

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FIRE
アメリカの20~30代の間で盛り上がっている

  • “Financial Independence”(経済的自立)
  • “Retire Early”(早期リタイア)

を組み合わせた造語らしく、最近、日本でも見聞きするようになった。

以前「FIRE実践者としてコメントを」と取材依頼もあったが、
よーく考えると何か違うような気がしてお断りした。

30~31歳の時、リーマン・ブラザーズの破綻を機に
仕事を辞めて大学院へ進学した時期が2年間あり、
その期間は間違いなくFIREと言える生き方だったように思う。

暴落に乗じて一財産つくれると見込んで、
一生売れない研究者でも、投資リターンで生きていけるはず。
そんな想いで大学院へ飛び込んだが、研究テーマを見い出せず
結局、奇妙な縁もあり2年前に退職した元の職場に戻ってきてしまう。

思い起こせば大学院の2年間は意外と辛かった。
人は何をしても自由と言われたら、かえって不自由に感じるものかも。
つまり私はFIREを実践しようとして脱落した人間なのである。

その後、再度、人生を見つめ直し、半隠居の生き方を目指しはじめた。
自宅でもできる程度の少ない仕事を続け(年間200~250万円くらい)、
完全な自由ではなく、中途半端な自由を満喫する生活を続けて7年。

その間、結婚もしたが、家事(とくに料理と洗濯)が追加されたくらいで、
変わらず「中隠」生活を続けている。今がちょうどいい感じ。

先日、FIREについて、米国株投資のご意見番、広瀬隆雄さんが、
YouTubeで「FIREは持たざる者のリベンジと話していた。

結婚して奥さんがお金を使っちゃったら計画壊れるし、
自分はアメリカで息子2人を大学院まで通わせたから教育費7,000万円。
とてもFIREなんて無理だから、しがらみのない独身限定の話だよねと。

なるほど、ちょっとした前提が崩れると立ち行かなくなるのがFIRE。
どうにでも転べる人生の方が、偶然の幸運をつかみやすいと考えると、
FI(経済的自由)には目指す価値があるが、RE(早期リタイア)の方は?

こう考えていくと、FIREとは禅的な生き方なのではないかと。

FI(経済的自由)の達成には、少なからず金銭的欲望が必要となり、
これをはじめとした人生にまつわる様々な欲を手放していくことで、
RE(早期リタイア)が合わさり、真のFIREとなる。
FIREを突き詰めると夢窓国師の幸福論に近づいてゆくのだろうか。

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