まろ(吉田喜貴)

古典に学ぶ人生論

人の話に学ぶ時の心得/正法眼蔵随聞記

「正法眼蔵随聞記」は師匠である道元の教えを弟子が書き留めたもの。だから仏の道を歩む人たちの心構えがたびたび示されている。もちろんそれは仏教にかぎらず、何かを学ぶ時の心得と捉えることができる。 ここでは人の話から学ぶ時の心得が示された一説を...
古典に学ぶ人生論

人知れず善いことを/正法眼蔵随聞記・淮南子・自省録

道元の弟子が師の教えを書きとめた「正法眼蔵随聞記」。 その中にこんな一節がある。 「今の世、出世間の人、多分は善事をなしては、かまへて人に識られんと思ひ、悪事をなしては人に知られじと思ふ。此れによって内外不相応の事、出で来たる。相構...
お薦めの本

宇宙ビジネスの入門書と関連ファンド

年末のランチ会で宇宙ビジネスは投資対象としてどうなのか?と問われたが、この分野をほとんど学んでいなかったので、まずは手始めに「宇宙ビジネス入門」という題の本を手に取った。 石田真康「宇宙ビジネス入門」読書メモ 事業領域から関連企業まで...
食文化と美食探訪

一月十五日は小豆粥。七草粥はいつから?/土佐日記・枕草子

今朝は七日なので妻が七草粥を用意してくれた。 ふと疑問に思う、以前「春の七草」について和歌をたどると、「若菜摘み」の習慣が庶民へ広がっていく様子が分かった。 七草の習慣が庶民に広がるのは平安末期?/百人一首15「若菜摘む」 ...
Pythonで遊ぶ

イマイチ進まないプログラム学習

去年の正月からプログラムを学んでみたものの、 人工知能といえばPython? ならばそれを学ぼう!(18/01/11) まったく進まず機械学習を楽しむところにはたどり着いていない。 当初、私がかなり苦労したプログラム開発環...
兼好法師「徒然草」

生きる限り求めてしまう三つの欲/徒然草242段

年末年始に経済誌向けの原稿を書いていて字数調整に苦戦した。 こういう体験をしてあらためて、枕草子や徒然草はすごいなと思う。短くまとまっていて内容も深い。 最近あまり古典に触れていなかった気がしたので、パラパラと眺めていて、目にとまっ...
投資や経済の話題

問答集2(株価暴落、S&P500とNYダウ、マリファナ)

月に1度のランチ会での問答より。(2018年12月27日実施) 問:先日の株価暴落でどう動いたか? 答:クリスマスプレゼントだと思って全力買い! この日の2日前のクリスマスに日経平均が1,000円超の下落。前々から欲しかったが株価が...
百人一首

セレンディピティとはめぐり逢うこと。

「セレンディピティ」という言葉の持つ意味が、人生の本質を突いているように思えた。 しかしカタカナ語をこれ見よがしに振りかざす人間ほど信用できないものはない。他の人々に理解しにくい言葉を使うことで、優越感に浸っているだけだから。 ならば「...
投資や経済の話題

個人投資家としての2018年

というタイトルで毎年まとめているが、今まさに今年はじめて投資に対して前のめりになった感じ。 年末の株価下落よりも羽生さんの無冠がショック 今年最も衝撃的だったのが、将棋の羽生善治さんの無冠への転落。 私が投資家として最も参考にしている...
食文化と美食探訪

2018年 美食の旅

今年も美味しいものをたくさん食べることができた。 「人には1日に3回、幸せになるチャンスがある!」 というのが私の人生哲学だったりするので、まずは美味しい料理を作ってくれる料理人のみなさまに感謝。 今年の美食探訪の図解 投資家...
お薦めの本

読んだ本と振り返る2018年

区の図書カウンター(ネット予約で貸出のみの施設)とKindleのおかげで、本棚のスペースを気にせず本を読めるようになり、読書環境は抜群!それに伴い1年で何冊の本を読んでいるのかサッパリ分からなくなったが、読書メモを残していた(=読んだ価値の...
食文化と美食探訪

雑煮は戦場の料理?

最近、我が家のお祝い事は「日本料理 太月」で食事をするのが定番。ご主人の望月さんにお雑煮の由来を教えてもらったのでメモ。 雑煮は戦国時代に戦場で食べられていたものが原型。 戦地で入手できる食材に餅を合わせたから、今も地域によって雑煮...
百人一首

愛ゆえに気付く命の尊さ/百人一首50「君がため…」

百人一首の恋歌で、なんとなく親しみがわくのは、陽成院の「恋ぞつもりて…」とこの一首だ。 君がため 惜しからざらし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな あなたのためなら、命も惜しくないと思っていた。 でも恋が成就した今は、いつまで...
お薦めの本

愛と平和を説きつつ戦うのはなぜ?/石川明人「キリスト教と戦争」

なぜキリスト教は愛と平和を説きながら、戦争ができるのか? そんな素朴な疑問をキリスト教徒の著者が読み解く、 石川明人「 キリスト教と戦争」 が興味深かったのでメモ。 現在のカトリック教会の戦争に対する立場 現...
お薦めの本

エシカル消費よりも寄付の選別に頭を使え!/ウィリアム・マッカスキル「効果的な利他主義宣言!」

本屋でたまたま手にとった ウィリアム・マッカスキル「効果的な利他主義宣言! 慈善活動への科学的アプローチ」 目次を開いて飛び込んできた文言にビックリ。 第8章 搾取工場の商品を避けるべきでない道義的理由 これ...
お薦めの本

すべての歴史は現代史!/本村凌二「教養としての世界史の読み方」

歴史入門書というジャンルは次から次へと出版されては消えていく。 つまりはどれも似たり寄ったりで、他の本の焼き直しということなのだが、 今回読んだこの本は出色のできばえで、名著として長く残りそうだ。 本村凌二「教養と...
投資や経済の話題

問答集1(日本と韓国の関係、GAFAへの投資スタンス)

9月から月に1度、同じメンバーで昼ごはんを食べながら、 投資をはじめ様々な質問に私が答えるという機会をいただいている。 調べ物をしながらブログにまとめるのと違って、 瞬発力で回答するから思っていることが素直に出てきておもしろい。 こ...
古典に学ぶ人生論

幸福と成功、希望について/三木清「人生論ノート」

本棚の隅で忘れられていた、三木清の「人生論ノート」。 表現が回りくどくて、すぐに放り出してしまったのだが、 今月放送のNHK「100分de名著」で再発見することができた。 番組自体は去年春の再放送で見ていたはずなのだが、 なぜか今回...
人工知能をめぐる議論

人工知能を入力と出力の関係で仕分けする/松尾豊「人工知能は人間を超えるか」

乱立する人工知能の話題をどのように仕分けすべきか?先日は「ボトムアップ型とトップダウン型」という見方を学んだ。松尾豊「人工知能は人間を超えるか」を読み直してみると、これも分かりやすい仕分け方だなぁというものがあったのでメモ。 人工知能を入...
食文化と美食探訪

味噌の日本史

まずは931~38年に編さんされた辞典「和名類聚抄」。 味噌の語源について語られている。 「末醤は、高麗醤ともいい、美蘇のことである。俗に味醤の字を用いる。本来は末醤といったが、末は搗末の意味である。末を訛って未とし、未を点じて味と...