まろ(吉田喜貴)

世界を読み解く方法

ハンス・ヨナスの未来倫理学

東日本大震災後に偶然とリスクに関する様々な哲学・社会学の本を読んだが、当時は解説書が少なく挫折したドイツの哲学者、ハンス・ヨナス(1903~93)の思想。 来週末に京都で開催されるセミナーにオンライ...
食文化と美食探訪

菊乃井の村田吉弘さんが語る料理屋の経営学

COVID-19の襲来は飲食産業に大きな打撃となり、とくにカウンター中心の日本料理店の先行きに不安を覚える。 そこで考えたくなったのが、 老舗の料理屋はどのような理念を持って生き残ってきたのか...
食文化と美食探訪

料理人の長い修行期間に込められた先人の知恵

GDPの個人消費から外食費の増加が読みとれないにも関わらず、 料理の提供価格の上昇 若手料理人の独立開業の増加 既存店舗の移転・拡大 が起きているのは危険な兆候では?といった話を2年前に書...
しあわせのかたち

ショーペンハウアーが「幸福について」で富よりも大切と説いたもの。

ふとしたことから13年ぶりに読み始めた ショーペンハウアー「幸福について-人生論-」 ドイツの哲学者、ショーペンハウアー(1788~1860)は、人間の幸・不幸は次の3つの要素で決まると説く。...
お薦めの本

佐藤健太郎「世界史を変えた薬」

歴史が大きく動くとき、その裏側にはパンデミックが隠れている?そんな例を求めて以前、歴史の転換点を演出した感染症を書き出した。 今回は感染症の治療薬が歴史をどう変えたのか?それを知りたいなと探したら、...
食文化と美食探訪

ESG投資やSDGsよりも、良き食事を心がける。

今から10年以上前のこと。 坂本光司「日本でいちばん大切にしたい会社」に出会い、株式投資と社会貢献がどうつなげられるか考えた結果、こんな図を描いて折り合いをつけた。 その後、ESG投資という概...
お薦めの本

料理をすることの意義

テレワークと外食自粛により自宅で料理をする人が増えたようだ。 コロナ禍で変化する食生活や、さらに高まる健康への意識(マクロミル) この調査によると、57%の人が自宅で料理をする機会が増え、増加...
COVID-19

大恐慌が長引いた原因/ガルブレイス「大暴落1929」

ウォーレン・バフェットの警告 5月のバークシャー・ハザウェイの株主総会で、ウォーレン・バフェットが1929年の大暴落後の株価の動きに言及。 1929年10月に大暴落した株価は、その後9カ月半で...
古典に学ぶ人生論

学ぶことの意義/中江藤樹「翁問答」

人口密集地ゆえにCOVID-19で身動きがとれず、茶番のような都知事選…。 私にとって東京に住み続ける意味はなんだろう? よく考えても「美味しいものが食べたいから!」しか出てこなかった。ならば移住...
お薦めの本

アンドリュー・ローの「適応的市場仮説」。待望の日本語訳!

今から11年前、ピーター・バーンスタインの遺作「アルファを求める男たち」で、アンドリュー・ローという人物が、Efficient Market Hypothesis(効率的市場仮説)に代わる、Adapt...
食文化と美食探訪

食文化を測る指標/小野塚知二「産業革命がイギリス料理をまずくした」

文藝春秋編「世界の新常識」に収録されているコラム、小野塚知二「産業革命がイギリス料理をまずくした」が興味深い。 イギリス料理はなぜマズイのか? イギリスの経済史を研究する著者が、イギリス料理のま...
古典に学ぶ人生論

水戸黄門・九ケ条禁書「人生楽ありゃ苦もあるさ」

テレビドラマ「水戸黄門」の主題歌の冒頭、 「人生楽ありゃ苦もあるさ~♪」 これは実際に水戸黄門(徳川光圀)が1698年に記し、1722年から江戸城の大広間に掲げられたという、「水戸黄門光圀公...
人工知能をめぐる議論

何を指しての人工知能「AI」か?

西山圭太、松尾豊、小林慶一郎「相対化する知性」の中で、現在「人工知能」が語られる際に、 昔ながらのITまたはAI ディープラーニング がゴチャゴチャに認識されていることが問題視されている。(...
お薦めの本

ニッポンの名茶碗100原寸大図鑑

ニッポンの名茶碗100原寸大図鑑。 美術館で鑑賞できる国宝6椀、重要文化財20椀を含む100の名茶碗。それが原寸大の写真付きで紹介されている一冊。 本屋でたまたま見つけてすぐに購入した。なんた...
「時」を読み解く

後ろにある未来?「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

昔の人気映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」がテレビ放送されていた。 子供の頃にぼんやり見ていたので、当時はなんとも思わなかったが、このタイトル、よくよく考えると不思議なものがある。 「過去...
世界を読み解く方法

隠岐さや香「文系と理系はなぜ分かれたのか」

今はどうだか知らないが、私が高校生だった1990年代後半は、 「文系と理系のどちらを選択するか?」 という問いに対して特に深くも考えずに、 「数学が苦手か、得意か?」 という問いにすり替えて選...
お薦めの本

テレワークによる余暇を知的に遊べ!/ラッセル「怠惰への讃歌」

株式投資をはじめて10年ほど経った30代初めの頃、ふと疑問が生じた。 同世代と比較すれば、たしかに平均を上回る富を得られたかもしれない。でもそれで幸せになれたかというと、何かおかしい気がする…。 ...
お薦めの本

戦うじゃがいも。絶滅の恐れも?/竹下大学「日本の品種はすごい」

竹下大学「日本の品種はすごい」を読んで、国産のじゃがいもが絶え間なく戦っていることを知った。米国産との戦い、国内の品種同士の戦い、寄生虫との戦い。。。 米国産じゃがいもとの戦い 日本では植物防疫法...
COVID-19

暴落は市場の効率化の果てにある?

暴落はなぜ起こるのか?について、ふと思い出した羽生善治さんの言葉。 2009年に出版された翻訳家、柳瀬尚紀との対談集で、将棋の手は突き詰めるとマイナスの手ばかりになっていくという一節。 「なぜ...
お薦めの本

ガイア理論のラヴロックが100歳で新作!「ノヴァセン 超知能が地球を更新する」

地球はひとつの巨大な自己調整システム、すなわち生命体のようなものとみなす、 「ガイア理論」 1960年代にジェームズ・ラヴロックが提唱した仮説だが、そのラブロックがまだ存命で(来月101歳)、新た...
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