お薦めの本

マンデルブロ「禁断の金融10ヵ条」

マンデルブロ「禁断の市場」を再読し、2009年夏の記事を書き直した。 当時はナシーム・ニコラス・タレブ「ブラック・スワン」を読み、 その中で紹介された哲学者ポパーと数学者マンデルブロが気になり、 彼ら...
世界を読み解く方法

投資家にオススメしたい現代文の学び直し

22歳で株式投資をはじめるまでは、ほとんど本を読んでいなかった。必要に迫られて、経済、金融、会計、経営関連の書籍を読み倒したが、この世界を読み解くための方法に近づいた実感はえられなかった。 30代にな...
世界を読み解く方法

投資家にオススメの社会学の名著

相場の格言に「人の行く裏に道あり花の山」というものがある。しかし多くの個人投資家はこれと逆行しているのではないか。投資家だけではなく、社会全体が一方向に触れやすくなっている。 「知」を解放する装置とし...
世界を読み解く方法

投資家にオススメの科学書(相対性理論・環世界)

当事者として企業価値評価を争点の裁判に関わる中、 リーマン・ショックが起こり株価が暴落し、世界が大混乱。 裁判になったり、株価が乱高下したりするのは、 企業価値を評価する絶対的な方法がないからだよね。...
世界を読み解く方法

投資家にオススメの科学書(進化論)

個人投資家の間で信仰を集める「長期投資」の教え。 もちろん私も信じたいが、鵜呑みにしないための学びも必要だ。 「長期で株式を保有すれば必ず儲かる!」という信仰の土台は、 進化論の曲解から生まれているの...
人工知能をめぐる議論

AIみたいだね。人間なのにすごいね。

将棋の盤面については詳しく分からない。でも羽生善治さんの著作を読みあさって学んだことのひとつは、将棋の動向にテクノロジーの最先端が垣間見えるということ。とくに人間の知性や頭脳の位置づけがどうなるのか?...
古典に学ぶ人生論

世間に価値判断を委ねない/マルクス・アウレリウス「自省録」

前回のポッドキャスト収録で、「株式投資において辛抱強さを身につけるには?」とrennyさんから問われて、古典を読むことと回答。 禅の問答集と答えている時、思い描いたのは「正法眼蔵随聞記」。私の愛読書「...
社会や政治の問題など

名刺交換儀式は環境問題。コロナを機にやめるべきだったが…

日本人の名刺大好き問題 COVID-19襲来以降、不要になっていた名刺交換の儀式が復活してしまった。 日本は世界一の名刺消費国と言われていて、1日に約3,000万枚、1年間にすると約100億枚も使用し...
お薦めの本

人生を楽しむために学び、自分なりの価値観を持て!/國分功一郎「目的への抵抗」

今春、國分功一郎「暇と退屈の倫理学」の文庫化を機に再読、 蔵書に加えてまもなく、新潮新書から新刊が出たので手にとった。 國分功一郎「目的への抵抗」 読み始めてみると、その内容の半分超は、 おととしジョ...
日記と雑談

2020年3月頃をふりかえる

今週、rennyさんとポッドキャストを収録した際、テーマが2020年3月の投信レポートの振り返りだったので、手元資料としてざっと関連ニュースを書き出していた。 2020年3月頃の大きなニュース 2月1...
日記と雑談

Discord に触れようとして Midjourney にハマる

SNSの盛衰 COVID-19襲来を機にユーザーが急増したという"Discord"。 このボイスチャットアプリは、20代、30代のユーザーが多く、親世代のSNS、Twitter、Facebookに代わ...
食文化と美食探訪

辻留・辻嘉一 語録 料理秘伝

そういえば最後に赤坂「辻留」に訪れてから8年以上経つ。その間に魯山人に師事した三代目の辻義一さんは引退し、今は代替わりをされて、四代目は辻家ではない方になっているようだ。 初代・辻留次郎さんが京都で仕...
日本の美意識

語源に学ぶ「しあわせ」のかたち。為合わせ・仕合わせ・幸せ。

中島みゆき「糸」にこんな一節がある。 縦の糸はあなた 横の糸は私 逢うべき糸に 出逢えることを 人は 仕合わせと呼びます 「幸せ」ではなく、「仕合わせ」と表現し、 さらに語源をきちんと意識した深いフレ...
お薦めの本

将来の災害リスクと向き合う難しさ/高嶋哲夫「富士山噴火」

太陽フレアによる大停電SF(伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で」)に続いて、 こちらはより身近な自然災害を描いた、 高嶋哲夫「富士山噴火」 南海トラフ大地震の惨劇から約3年、富士山が不気味に動きはじめる。 ...
お薦めの本

太陽フレアによる大停電を描いたSF/伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で」

SF小説から将来起こりうるリスクを学ぶことができるのでは? 最初に手に取った一冊は、巨大な太陽フレアによって変電設備が破壊され、3年以上復旧の目処が立たない状況を描いた、 伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で...
お薦めの本

ユダヤ人も危惧するイスラエルの現状/シルヴァン・シペル「イスラエルvs.ユダヤ人」

断片的に伝わるイスラエルに関するニュースに違和感を覚え、 ゴールデンウィーク中にイスラエル関連書を読んでみた。 ダニエル・ソカッチ「イスラエル 人類史上最もやっかいな問題」 シルヴァン・シペル「イスラ...
お薦めの本

ヌリエル・ルービニ「MEGATHREATS 世界経済を破滅させる10の巨大な脅威」

ヌリエル・ルービニ博士と言えば、2006年頃からサブプライムローンの拡大と住宅バブルを警告し続けた人物。 当初は頭のおかしい学者と軽んじられていたが、2008年9月にリーマン・ショックが起きると、予言...
日記と雑談

免許更新が35歳で半隠居を目指すきっかけだった

22歳で運転免許を取って、25歳、30歳、35歳、40歳と更新し、まもなく45歳になる今年、5回目の免許更新をしてきた。過去の免許証をすべて保管しているので、顔写真を並べて眺めていて、ふと思い出したの...
お薦めの本

浜辺真紀子「株主との対話ガイドブック」

2000年から約20年間、ヤフーのIRを担当されていた、浜辺真紀子さんから新刊本をいただいた。 「株主との対話」ガイドブック ターゲティングからESG、海外投資家対応まで 先日、rennyさんとのポッ...
食文化と美食探訪

ペアリングとは違う、お茶と料理のマリアージュ。

ひらまつ。私にとって唯一の「塩漬け株(買値から6割下落を放置)」。でも株主優待のためだけに保有していたおかげで、いい経験ができた。 リストランテASOで「ひらまつ茶宴」という株主向けパーティーに参加。...