玉川高島屋の「代官山ASO チェレステ 二子玉川店」が閉店へ。
私にとってはかなり衝撃的なお知らせだが時代の流れかなと。
このたび、玉川高島屋S・C 南館11階および10階のレストランフロアが、飲食店舗以外の商業施設としてリニューアルされることとなりました。それに伴い、「代官山ASO チェレステ 二子玉川店」は、2025年12月21日(日)をもちまして閉店させていただく運びとなりました。
2003年のオープン以来、人生で一番多く料理をいただいたお店。
正直、料理の質は揺らぎがちだったが、平均すると美味しく、
店内の雰囲気(とくに窓からの景色)を踏まえると、
現時点でもこの街で一番のレストランだと思う。※関連記事
ホテル事業進出、創業者の不正、COVID-19の襲来と、
近年業績ボロボロのひらまつ(株主優待目当てで保有)で、
収益の支えになっていたと思われるが…。
株主総会でも質問したところ、やはり高島屋都合の閉店とのこと。
ここ数年、玉川高島屋南館10、11階の全5店のレストランのうち、
満席に近い状態だったのは、ひらまつのASOのみで、
たん熊、鎌倉山は閉店し、1年以上テナントが決まらないまま。
IT革命以前、グルメ情報が乏しかった頃は、
百貨店の最上階に出店することが美味しさを保証する証だった。
でも2007年11月にミシュランガイドの東京版が発行開始、
2010年あたりからは食べログが徐々に知名度を上げはじめ、
百貨店ブランドによる味の保証は必要なくなったのだ。
高い家賃を払って一等地に店を構えなくても、
心をこめて美味しい料理をつくりさえすれば、
お客さんによって評価され、繁盛店への道が開かれる。
そういう時代に入って十数年。
百貨店の最上階はレストラン、という時代が遂に終わるのだ。
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