謎な上場企業「交換できるくん」

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10年使ったビルトイン食洗機が不調になった。
ほぼ耐用年数で、メーカーから点検のお知らせ来てたし、
買い替えるかと取付工事してくれた業者さんを調べると…。

サンリフレプラザから交換できるくんに名前が変わっていた。

なんだこの名前は!?とズッコケたのだが、
さらなる驚きは2020年12月に上場するにあたって、
株式会社交換できるくん」に商号変更していること。

こんな会社名ありなのか…。
軽すぎると感じてしまうのは、私が歳をとったせいなのか?

見積もりから工事日程調整までネットで済ませられて、
消費者としてはありがたいが、投資家としては???

そもそも上場の必要性が分からず、IPO時の有価証券報告書から、
上場で得られる資金2億6,000万円の資金使途を見ると、

  • Webサイト改修やCRMに係る投資資金 1億1,000万円(上場後3期分)
  • データ活用・AI活用による経営の効率化及び業務改善に係る投資資金 1億1,500万円(上場後3期分)
  • サービスの認知度向上のための広告宣伝費 3,500万円

銀行融資でどうにかできなかったのか?と疑問な金額と使い道。

ちなみに工事を担当してくれた方とお話した感じだと、
管理部門が指定する工事日時と場所の設定に問題がありそう。
(※移動距離や渋滞しやすい道路などが考慮されていない)
上場資金を充てたはずの業務改善は…

そして一番のなんじゃこりゃ?は社外取締役の人選
2024年の定時株主総会で役員を選出した際の理由が、

「プロゴルファーとして賞金女王を獲得、オリンピックゴルフ競技日本代表女子のコーチを務めるなどアスリートとして日本だけに留まらず海外でも活躍しており、これまでのグローバルな経験に基づき当社の持続的な成長と企業価値向上のための適切な助言・監督を期待し、監査等委員である社外取締役候補者といたしました。」

うーん…、やっぱりふざけてるでしょ?

でも工事費は10年前より5,000円高くなっただけで、
消費者にはありがたい会社だったことは確かなんだよね。

投資家と消費者。
見方を変えた時にここまで評価が変わるのはめずらしいかも。
どちらかの見立てが間違っているのかな。謎だ…

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