詩集との付き合い方/最果タヒ「星がすべて」

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本棚にある一番古い本は、小学生の頃に買ってもらった、
岩波ジュニア新書の茨木のり子詩のこころを読む

中学受験の参考書だったので、自ら欲したわけではない。
詩との付き合い方が分からず、でもいつかよさ分かるかも、
という想いが頭の片隅にあり、本棚に残し続けていた。

私の読書における詩の位置づけはこんな調子だったのだが、
こうすれば触れやすいかも?と気がついた一冊と出会った。

星座を題材にした詩とエッセイに星の解説で構成されている。

  • 子供の頃、東急文化会館の五島プラネタリウムに通っていたので星の話は昔から好き。
  • 同じ著者の百人一首の現代語訳とエッセイの本「百人一首という感情」が良かった。

というような流れで本屋でたまたま見つけて買ってきた。

「詩として、詩を書くものとして、星について考えることは、きっと、作品や記録やデータになる前の、人の心の花畑のなかで、一輪としてただ揺れている「星」にふれていくことなのかなと思う。」(あとがき)

言葉の選び方がとにかく美しい。
心の入っていない文字情報が反乱する時代だからこそ、
こういうものに触れるのが大切なのだと思う。

そういえば、この10年で手に取ったもう一冊の詩集が、
食にまつわる詩をまとめた、長田弘食卓一期一会だった。
興味のあるテーマで編集された詩集なら手に取りやすいのかも

普段は読まないジャンルに手を伸ばす。
そんなかたちの読書の秋もいいかもしれない。

星がすべて
文藝春秋
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