古典に学ぶ人生論

古典に学ぶ人生論

数寄を超え、次の世界への扉を開く。

この数年「数寄」という言葉を軸に心を整えてきた。群れたり、媚びたりして、理解者など得ようとせずに、ひとり遊びを極めることが、人生で最も大切なこと。「まぎるる方なく、ただひとりあるのみこそよけれ。世に従...
古典に学ぶ人生論

無限と有限の間/キルケゴール「死に至る病」を超・要約

キルケゴール「死に至る病」。解読できた部分をピックアップしとこ。死に至る病とは「絶望」のこと 人は無限性と有限性の間でバランスをとって生きている 人はふたつの間のバランスを崩したときに絶望する無限性と...
投資哲学を求めて

道を極めるための9ヶ条/宮本武蔵「五輪書」地の巻

宮本武蔵の「五輪書」には不思議な魅力がある。もちろん剣の道(兵法の道)を念頭に書かれているが、読み手の視点によって、形を変えて心に飛び込んでくる。ビジネス書として受け止める人もいるだろうし、私にとって...
古典に学ぶ人生論

美学を持って生きる/菜根譚・前集55,66、後集70

老子の(33章)「足ることを知る者は富めり」にはじまり、古今東西で説かれた「足を知る」ことの大切さ。もちろん中国古典の集大成である菜根譚にも残されている。まずは前集55項と66項を続けて紹介すると、奢...
古典に学ぶ人生論

平穏な時に心の準備を/菜根譚・前集85、後集118

いい機会なので菜根譚のお気に入りをまとめとこ。人生はメリハリがあった方が楽しいものだけど、緩急の変化も度を越すと疲れてしまう。平時こそ心の準備が必要と説く前集85項より。閑中に放過せざれば、忙処に受用...
IR情報等から企業を見る

ありのままを伝える大切さ/菜根譚・前集102

昨日モデルのごとく写真を撮られまくるという珍体験!上場企業の情報開示にまつわる取材だったのだけど、有価証券報告書などの型にはまった情報ではなく アニュアルレポート・CSRレポートなどから 企業の個性を...
古典に学ぶ人生論

濃淡つけず、ほとほどに生きる。/菜根譚・前集29,41

私のお薦めテレビ番組NHK「100分de名著」。今月は中国明代の古典「菜根譚」が取り上げられている。中国の古典から好きなものを一冊選べと言われると、「老子」と「菜根譚」で迷う。私にとってそんな一冊。 ...
古典に学ぶ人生論

寿命の延びに関係なく、人生は20代で決まる!

人間の寿命が延びたのだから、今の30歳は昔の20歳と同じようなもの?心理学者メグ・ジェイは下記のデータをもとに、そんな考え方は人生を台無しにする!と警告する。人生で重要な出来事の80%は35歳までに起...
古典に学ぶ人生論

禅の悟りへ至る道「十牛図」

禅の悟りへ至る道筋を描いた10枚の絵と出会った。なるほど!と感じたので、かいつまんでまとめておこう。主に牛と牧人が描かれているが、その意味するところは、牛・・・本当の自分 牧人・・・本当の自分を追い求...
食文化と美食探訪

タニタ食堂で目指す、薄味の人生

最近、週に2、3回は「タニタ食堂」で昼ご飯。タニタ食堂には5つのルールがあり、3番目の「味付けにこだわる」というコンセプト。「出汁の味や素材そのものの「おいしさ」を感じていただくため、旬のおいしい食材...
古典に学ぶ人生論

述べて作らず、信じて古を好む/孔子「論語」

ここ2,3年は読む本の量を減り、古典を再読する時間を増えた。新刊書はビジネス書の要約誌「TOP POINT」に目を通す程度。古典は何度読んでも飽きないし、読むたびに新たな発見がある。孔子が「論語」のな...
世界を読み解く方法

老子と荘子の相対性理論

中国古典の老子と荘子はセットで老荘思想と呼ばれる。最近ようやく荘子を読んでみたら、なるほど老子に似ている。 上善は水のごとし(老子・8章) 天下に水よりは柔弱なるはなし(老子・78章)老子は「水」こそ...
古典に学ぶ人生論

「初心」は本来…/世阿弥「風姿花伝」「花鏡」

「初心」を大辞林で引くと、 何かをしようと決心したときの純粋な気持ち。 学問・技芸などを習いはじめて間がないこと。 物事に慣れていないこと。世慣れないこと。とあり、私たちがよく使うのは「1.」の意味だ...
古典に学ぶ人生論

「道」はまごころ/論語・里仁篇「一以貫之」

日本人は「武士道」や「茶道」など「道」を付けるのが好き。「道」の来歴をたどれば中国へ行き着く。道は一を生じ、一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生ず(老子42章)「道」は「一」以前の現象・存在であり...
投資哲学を求めて

景気の四季と投資の心得~宮本武蔵「五輪書」とともに

景気の循環を四季の移ろいと見立て、季節ごとの美味を有利な投資対象と見立てる。2000年のITバブルから約1周半を体験する中で、私が戦える期間(バリュー投資)は冬から春にかけてと悟った。日本株に関しては...
古典に学ぶ人生論

世阿弥「風姿花伝」の結論は…

前向きな選択をすると、不思議と楽しい話が増えてくるもの。そういえばソクラテスが、「世界を動かしたければ、まず自分を動かすことだ。」なんて言葉をのこしていた。こういうのを世間では「引き寄せの法則」って言...
兼好法師「徒然草」

兼好が理想とした金銭感覚/徒然草60段

徒然草217段で禁欲による蓄財に疑問を投げかけた兼好法師。では彼が理想とした金銭感覚はどのようなものだったのだろう?徒然草60段に理想の変人、盛親僧都が描かれている。芋が大好物の高僧で、お金があれば芋...
古典に学ぶ人生論

わが心は秋月に似たり

「○○の秋」が満載の日本。月が秋の色、と詠ったのは西行だったか。身にしみて あはれ知らする 風よりも 月にぞ秋の 色は見えける秋の月をめでる心は日本独自のものではなく、中秋の名月といった月見の習慣は中...
古典に学ぶ人生論

富や名声より健康・長寿/貝原益軒「養生訓」

江戸時代の啓蒙書「養生訓」。貝原益軒(1630-1714)が83歳の時に著したものだ。「人生五十にいたらざれば、血気いまだ定まらず。知恵いまだ開けず、古今にうとくして、世変になれず。言あやまり多く、行...
兼好法師「徒然草」

身の丈に合わない思想をかぶると…/徒然草53段

酔っ払った仁和寺のお坊さんが宴会でウケを狙って、足鼎(3本脚の鉢)を頭にかぶって踊ってみせた。一同、大爆笑。でも鼎を抜こうとすると、抜けない…。鼎を叩き割ることもできず、医者に見せてもどうにもならない...