中国古典

中国古典

信念の功罪/菜根譚・前集112,130

何かしらの信念を持った人間は信頼されやすい。しかしその信念に固執しすぎて思考停止に陥るのはダメだ。 菜根譚を読み返していたら、そのバランスの大切さが示されていた。 信念を貫くべきだ(前集112) ...
中国古典

41歳での隠居の決意を詠んだ、陶淵明「帰去来辞」。

今月41歳になった。 なにげなく中島義道「人生を半分降りる」を読み返していると、41歳頃に隠居生活に入った歴史上の人物が何人かいるようだ。 陶淵明…官職を辞したのを最後に二度と仕官しなかった。...
中国古典

いつも心に風流を/菜根譚・後集4,83,132

初めて中国の古典を読むなら、孔子や老子よりも、「菜根譚(さいこんたん)」が読みやすいのではないかと思う。 菜根譚は中国・明代末期に洪自誠によって書かれた随筆集。 儒教・仏教・道教の三大思想を踏まえ...
投資哲学を求めて

荘子「不測に立ちて無有に遊ぶ」

荘子の「遊」にまつわる記述はとてもおもしろい。以前はありのままに生きることの大切さを説いた「遊」を編集したが、 荘子「無窮に遊び、心に天遊を!」 今日は投資の心得にも通ずる「遊」についてまとめ...
中国古典

明鏡止水/荘子・徳充符篇

荘子にはことわざや四字熟語のもとになった話が数多い。「明鏡止水」は「明鏡」と「止水」の2つに分かれて出てくるから、後で探しやすいようにメモしておこう。 2つの話が収録される徳充符篇では障害を持った賢...
世界を読み解く方法

人は善悪の境界を引くと暴力的になる。

私たちが直面する様々な社会的課題を投資家が解決できるのでは?そんな問題意識を持って、私の元に取材にやってくる方達がいるが、ご期待にそえるような話ができたことがない。 もちろんマイクロ投資のような小さ...
名言・名文

小魚を煮るように国を治めよ/老子「治大国若烹小鮮」

老子の第60章にこんな一節がある。 治大国若烹小鮮 大国を治むるは、小鮮を烹るがごとし。 小魚を煮るときは型崩れしないように弱火でじっくりと。 大国の統治も料理と同じだと老子は説いた。 「私は収...
古典に学ぶ人生論

白楽天は晩年の詩がいい!

中国唐代の詩人、白楽天の「中隠」が大好き。 玄宗と楊貴妃を詠った「長恨歌」が有名だけど、 50代後半以降に詠んだ漢詩の方が味わい深い。 今日は目にとまったものを3つほど。五十年来思慮熟  五十年...
古典に学ぶ人生論

荘子「無窮に遊び、心に天遊を!」

今月のNHK"100分de 名著"が「荘子」なので、 私が好きな荘子のフレーズを並べてみよう。 編集テーマは「遊」。 「天地の正に乗じて、六気の弁に御し、以て無窮に遊ぶ者...
古典に学ぶ人生論

美学を持って生きる/菜根譚・前集55,66、後集70

老子の(33章)「足ることを知る者は富めり」にはじまり、 古今東西で説かれた「足を知る」ことの大切さ。 もちろん中国古典の集大成である菜根譚にも残されている。 まずは前集55項と66項を続けて紹介する...
古典に学ぶ人生論

平穏な時に心の準備を/菜根譚・前集85、後集118

いい機会なので菜根譚のお気に入りをまとめとこ。 人生はメリハリがあった方が楽しいものだけど、 緩急の変化も度を越すと疲れてしまう。 平時こそ心の準備が必要と説く前集85項より。 閑中に放過せざれば、...
IR情報等から企業を見る

ありのままを伝える大切さ/菜根譚・前集102

昨日モデルのごとく写真を撮られまくるという珍体験! 上場企業の情報開示にまつわる取材だったのだけど、 有価証券報告書などの型にはまった情報ではなく アニュアルレポート・CSRレポートなどから 企...
古典に学ぶ人生論

濃淡つけず、ほとほどに生きる。/菜根譚・前集29,41

私のお薦めテレビ番組NHK「100分de名著」。 今月は中国明代の古典「菜根譚」が取り上げられている。 中国の古典から好きなものを一冊選べと言われると、 「老子」と「菜根譚」で迷う。私にとってそんな一...
古典に学ぶ人生論

禅の悟りへ至る道「十牛図」

禅の悟りへ至る道筋を描いた10枚の絵と出会った。 なるほど!と感じたので、かいつまんでまとめておこう。 主に牛と牧人が描かれているが、その意味するところは、 牛・・・本当の自分 牧人・・...
中国古典

タニタ食堂で目指す、薄味の人生

最近、週に2、3回は「タニタ食堂」で昼ご飯。 タニタ食堂には5つのルールがあり、 3番目の「味付けにこだわる」というコンセプト。 「出汁の味や素材そのものの「おいしさ」を感じていただくため、旬のおい...
古典に学ぶ人生論

述べて作らず、信じて古を好む/孔子「論語」

ここ2,3年は読む本の量を減り、古典を再読する時間を増えた。 新刊書はビジネス書の要約誌「TOP POINT」に目を通す程度。 古典は何度読んでも飽きないし、読むたびに新たな発見がある。 孔子が...
世界を読み解く方法

老子と荘子の相対性理論

中国古典の老子と荘子はセットで老荘思想と呼ばれる。 最近ようやく荘子を読んでみたら、なるほど老子に似ている。 上善は水のごとし(老子・8章) 天下に水よりは柔弱なるはなし(老子・78章) 老子は...
古典に学ぶ人生論

「道」はまごころ/論語・里仁篇「一以貫之」

日本人は「武士道」や「茶道」など「道」を付けるのが好き。 「道」の来歴をたどれば中国へ行き着く。 道は一を生じ、一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生ず (老子42章) 「道」は「一」以前の現象...
古典に学ぶ人生論

しなやかな水のように/老子(8、67、78章)

「弱さ」にこそ「強さ」の源がある。 こんな不思議な反転を初めて指摘したのは、老子だと思う。 私の考える老子の根幹は「水のようにしなやかに国を治めよ!」。 「しなやかに生きろ!」と人生訓に読みかえること...
古典に学ぶ人生論

料理も人生も「淡い味」がいい/菜根譚・前集7、後集25

明朝末期の随筆集、洪自誠「菜根譚」。 中国では注目されず、日本の儒者が編集・刊行し今に残る。 料理に絡めた人生訓を読むと、なるほど中華より和に近い。 まずは前集7項より。 醲肥辛甘非真味。...
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