老子の第60章にこんな一節がある。
治大国若烹小鮮
大国を治むるは、小鮮を烹るがごとし。
小魚を煮るときは型崩れしないように弱火でじっくりと。
大国の統治も料理と同じだと老子は説いた。
「私は収穫の時には立ち会わないかもしれないが、今のうちにまけるだけの種をまいておきたい。」(ゴルバチョフ)
たしかにこんな思想・哲学を持った政治家が理想だ。
でも首相には内閣支持率、個々の政治家には選挙の当落が、
最大の関心事になっている現状では理想を追うのは難しい。
しかし料理で政治も語れてしまうとは。
そういえば菜根譚では料理に絡めた人生訓があった。
料理を追求することで、いろいろ視野が広がりそうだ。
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