森信三「人生論としての読書論」

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「趣味が読書」という方の多くが「修身教授録」を読まれたのでは?

まだの方はそちらを先に読んでいただくとして、すでに読まれた方は、

今年、復刊された森信三氏の「読書論」を年末にいかが?

二度とない人生を真剣に生きようとするなら読書は不可欠と説き、

人生に必要な読書は以下の3つのほどよい調和が大事。

  1. 人生をいかに生きるべきかを中心とする読書(人生論や宗教関係)
  2. 自己の職業を中心とする読書(専門書)
  3. 広義における教養としての読書

そして「読書は心の感動を持続するための最もたやすい方法」だから、

読書は人に生きる力を与えるものだと説いている。

そして良書とは、著者の深い生命の感動が、読者に伝わる本であると。

そのほか書物選択の基準や本の読み方、読書の弊害まで話題は様々。

私たちが直接経験できる世界は狭いものだけど、

読書を通じて得られる触れることのできる世界は無限に広がっている。

このことから著者は、読書を「奇蹟」であり、「魔術」とも語っている。

人生から読書を切り離せない方(週1冊以上かな?)は、ぜひ読んでみて。

人生論としての読書論
致知出版社
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