相対性理論は世界の理を教えてくれる

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アインシュタインの「相対性理論」に関する簡単そうな本を見つけたら、
物理学の詳しい話は分からなくても、手に取るようにしている。
今回はKindle版の「NHK「100分de名著」ブックス」のもの。

私にとっての相対性理論は、世界の理を教えてくれるもの。
世界を読み解く上で、「相対性」というのが、
私たちがついつい忘れがちな大切な概念なのだと思う。

本書でまとめられた特殊相対性理論の要点として、

「時間」に対する考え方

  • 時間は絶対的なものではなく相対的に捉えるべきものである
  • 止まっているものと、動いているものでは、動いているものの時間が遅れる

「空間」に対する考え方

  • 止まっている人から見ると、動いているものの長さは縮んで見える
  • 空間(長さ)は、ものの動きや時間と同様に、唯一絶対のものではなく、相対的に捉えるべきもので、誰からも同じに見える唯一の尺度というものは存在しない

時間や空間ですらこのように証明されているのだから、
この世界に誰から見ても変わらない「絶対的」なものはなく、
見る人の立場によって「相対的」に変わっていくものなのだなと。

長らく株式投資を続けていると、これが私の勝利の法則!
みたいなものを見つけたつもりになってしまうことがある。
そんな幻想を抱きはじめた時に、相対性理論は良薬になる。

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