好奇心はどのように生まれるのか?という議論の際、
- 好奇心は内から自然と湧き上がってくるもの
- 好奇心は外からの刺激を受けて立ち上がるもの
という2つの考え方があるように思う。
後者の代表例として、よく引用されるのが、
「人間たちは、実際にはめったにものを考えたりしないし、考えるにしても、意欲が高まってというよりむしろ、何かショックを受けて考える。」(ジル・ドゥルーズ「差異と反復」)
外からやってくる偶然に意識的に乗っかってみる。
それが大切ならば、今はイランについて学ぶ時期なんだろうなと。
そんなわけで先月から4冊目のイラン関連書籍。
一番印象的だったのが、革命防衛隊のイラン経済への関与度合い。
- 革命防衛隊の収益がイランGDPの4割を占めるという説もある
- 国内最大の金融機関、通信事業会社は革命防衛隊の関連企業
軍需産業に偏っているのかと思いきや、石油、建設、通信、金融等、
革命防衛隊と経済関係を持たずに、イランで生活することできないという。
革命防衛隊の起源は少し変わっており、
その名の通りイスラム革命を軍のクーデターから守るために創設された、
初代最高指導者ホメイニの私設軍隊のようなところからはじまっている。
だからイランでは国家の正規軍と革命防衛隊の二つの軍隊がある。
そんな不思議な体制だから、
革命防衛隊が経済活動にまで手を広げているのだろうか。
しかしここまで社会に浸透しているとなると、
アメリカやイスラエルが思い描くような体制転換は難しそうだ。
イラン現代史-イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで (中公新書 2882) | 黒田 賢治 |本 | 通販 | Amazon
Amazonで黒田 賢治のイラン現代史-イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで (中公新書 2882)。アマゾンならポイント還元本が多数。黒田 賢治作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能...


コメント