COVID-19

食文化と美食探訪

天然痘が変えた奈良時代の食卓の形

奈良文化財研究所が公開した「奈良の都の暮らしぶり」がおもしろい。COVID-19に関連して特別興味深いのはP28からの「平城京の疫病対策」。 感染者が使用した食器は廃棄 737年に天然痘で藤原四兄弟が...
COVID-19

農業経営者の声から農産物販売の現状を学ぶ

一般社団法人日本食農連携機構のウェブサイトに掲載されている 農林水産省と農業経営者との「対話」 〜コロナ禍のもとでのweb会議システムを活用した意見交換〜 を興味深く読んだ。 農水省と農業経営者との意...
お薦めの本

月刊専門料理8月号の特集「以後の料理人、以後のレストラン」がおもしろい!

一流の料理人の調理技術を紹介する月刊誌「専門料理」。その2020年8月号の特集「以後の料理人、以後のレストラン」がおもしろい! 「以後」というのはもちろんCOVID-19の感染拡大以後のこと。最も打撃...
食文化と美食探訪

菊乃井の村田吉弘さんが語る料理屋の経営学

COVID-19の襲来は飲食産業に大きな打撃となり、とくにカウンター中心の日本料理店の先行きに不安を覚える。 そこで考えたくなったのが、 老舗の料理屋はどのような理念を持って生き残ってきたのか? 食べ...
COVID-19

大恐慌が長引いた原因/ガルブレイス「大暴落1929」

ウォーレン・バフェットの警告 5月のバークシャー・ハザウェイの株主総会で、ウォーレン・バフェットが1929年の大暴落後の株価の動きに言及。 1929年10月に大暴落した株価は、その後9カ月半でいったん...
お薦めの本

テレワークによる余暇を知的に遊べ!/ラッセル「怠惰への讃歌」

株式投資をはじめて10年ほど経った30代初めの頃、ふと疑問が生じた。 同世代と比較すれば、たしかに平均を上回る富を得られたかもしれない。でもそれで幸せになれたかというと、何かおかしい気がする…。 そん...
COVID-19

暴落は市場の効率化の果てにある?

暴落はなぜ起こるのか?について、ふと思い出した羽生善治さんの言葉。 2009年に出版された翻訳家、柳瀬尚紀との対談集で、将棋の手は突き詰めるとマイナスの手ばかりになっていくという一節。 「なぜマイナス...
COVID-19

暴落はなぜ起こるのか?

3月上旬、ニューヨーク市場で株価が暴落し、必殺技の名前のような「サーキットブレーカー」が連発された頃、 「このような行き過ぎた株安はなぜ起こるか?」 というような質問を受けて、こう答えた。 私もはっき...
COVID-19

17世紀の小氷期とパンデミック

歴史的な気候変動は、主に太陽の黒点活動や火山の噴火で説明されるが、興味深い説をチャールズ・C・マン「1493」の記述に見つけた。 2003年に古気候学者ウィリアム・F・ラディマンが発表した説で、155...
COVID-19

遠くの金持ちより、近くの縁者。

星野リゾートの星野佳路さんが、これらのホテル事業の展望し、 「今までは首都圏や海外からの観光客に地域の魅力をアピールしていたが、これからは地元の人たちが非日常を感じられる場が求められるのでは?」 とい...
お薦めの本

ワクチンの製作過程とその種類/宮坂昌之「免疫力を強くする」

COVID-19の感染拡大がやや落ち着いたところで、ウイルスに続いて学んでおきたいのがワクチンについて。 山中伸弥教授のウェブサイトでも紹介されている、免疫学の宮坂昌之教授のブルーバックスがあったので...
COVID-19

緊急事態宣言下のゴールデンウィークを終えて

3月中頃にはゴールデンウィーク明けには落ち着いているはず、と勝手な見通しを立てていたが、事態はより深刻なものだった。この2ヶ月間の雑感を書き留めておこう。 投資を楽しむ 3月の株価暴落のサーキットブレ...
日本の神様と昔話

ウイルスとの戦いは神頼み!は案外正しい?

AmazonのPrime Readingでたまたま見つけた 岡田能正「神社に行っても神様に守られない人、行かなくても守られる人。」 を読んで、なんだか感染症対策につながるような…? と感じてしまうのは...
COVID-19

なぜ「新型」コロナと呼び続けてしまうのか?

「COVID-19」と呼称があるのに、なぜ「新型コロナウイルス」と呼び続けるのだろう? コロナウイルスの「新型」なんて、これからも次々と現れるはずだから、「新型」を強調するのは思考停止を象徴しているよ...
兼好法師「徒然草」

いまこそ「市中の山居」

示唆に富んだ人生訓がちりばめられた、パスカルの「パンセ」。 今ほどこの言葉が身にしみる時はない。 「人間の不幸というものは、みなただ一つのこと、すなわち、部屋の中に静かに休んでいられないことから起こる...
COVID-19

国家興亡や歴史の転換点を演出した感染症

感染症について学んでいると歴史が大きく動いた時、その裏側にはパンデミックが隠れていることが多いようだ。COVID-19はアメリカから中国へ覇権が移るきっかけとなるか? シルクロード交易によるウイルスの...
お薦めの本

1918~20年のスペイン風邪を学ぶ

1918~20年に多くの死者を出したインフルエンザによるパンデミック、「スペイン風邪」について、これまで下記から学んだことをいったんまとめ。 石弘之「感染症の世界史」(洋泉社・2014年→角川ソフィア...
お薦めの本

人間の移動が病気を拡散する/石弘之「感染症の世界史」

この機会にウイルスや感染症について学ぼうと思ったが、関連図書は図書館では貸出待ちで、Amazonでも在庫切れ。外出自粛ならば読書、という人が意外と多いようだ。こういうときに電子書籍は便利。 Kindl...
COVID-19

VIX(恐怖指数)のおさらい。VIXとS&P500の推移(2000年~)

株安祭りが開演されたようなので、リーマン・ブラザーズが破綻した頃によく紹介した指数をもう一度。 VIX(Volatility Index) ※Wikipedia(意味) YahooFinance(チャ...
投資哲学を求めて

世間が悲観に覆われた時こそ、投資を楽しむ♪

COVID-19の世界的な感染広がりにより、経済活動が停止する中、「リーマン・ショック以来の…」という文言を見聞きすることが増えた。 約10年に1度のペースでやってくる金融危機に弱気になって、ここ2,...