中国紀元前の春秋戦国時代に現れた、儒家の孔子・孟子、墨家の墨子、
道家の老子・荘子、法家の韓非子、兵家の孫子といった思想家たち。
みんなひっくるめて「諸子百家」。ある意味、中国が一番輝いていた時代。
この頃の文献が、1990年代以降に大量に発見されているらしく、
そんな最新資料を踏まえながら、それぞれの思想を簡潔にまとめている。
入門書として読み、心に響いた学派の文献にあたることもできるし、
諸子百家にそこそこ触れた人にも、最新発見を興味深く読むことができる。
読者を選ばない、ってところがこの本のすごいところ。
しかしなぜみんな、名前に「子」がつくんだろう?
日本でも室町時代以降の芸能人に「阿弥」ってついたりしてるし。
うーん…、今でいうところの「.com」みたいなもの???
諸子百家―儒家・墨家・道家・法家・兵家 (2009/03) 湯浅 邦弘 商品詳細を見る |
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