この世には、星の数ほどたくさんのものが生まれてくる。
でも、ほとんどすべてが1度きりのものとして、歴史の闇に消えていく。
時代を超えて生き残るものなんて、ほんの一握りしかない。
だからこそ、歴史を貫く生命力を持ったものは、ひときわ輝いて見える。
去年の2月頃、豚組でとんかつ食べてた時だったかな。
なんか百人一首の話で盛り上がったのをきっかけに、こんな記事を書いた。
→「百人一首をもういちど」(10/02/13)
ちょうどその頃、どうしても日本文化にこだわりたい切迫感が胸にあり、
百人一首をおいかけて、京都へ旅行にまで出かけたりした。
わずか31文字に、あふれんばかりの想いをのせた和歌の世界に魅了された。
百人一首から古今集や新古今集も読むようになり、
歌人ごと編集した本、ってないのかなぁ…と欲しくなって探していたら、
今年の3月から笠間書院のこのシリーズの配本がはじまった。
今は小野小町、在原業平、紀貫之、藤原定家の4冊を楽しんでる♪
ひょんなことから、過去からの贈り物を受けとることができたから、
私なりに和歌の美しさを誰かに伝えていきたいなと思う。
変わりゆく世界を素直に受け入れ、楽しむことができたら、しあわせ。
でも、変わらないものを見つけて、楽しむことができたら、もっとしあわせ。
藤原定家 (コレクション日本歌人選) (2011/03) 村尾 誠一 商品詳細を見る |
コメント