北村薫の「時と人の3部作」、最後の1冊「リセット」を読み終えた
紹介記事を振り返れば、スキップ(07年8月)、ターン(08年5月)と間が空きすぎ(笑)
3冊を勝手に5段階でランク付けするなら、
スキップ・☆4つ、ターン・☆5つ、リセット・☆3つ、ってなところ。
本にこめられた著者のメッセージは「ターン」が一番好き。
今回読んだ「リセット」は、輪廻転生がテーマ。強き想いは時を超えて結びつく。
3部作の中で唯一、時間の流れに残酷さがない。目を引いた一文は、
「親は子供達のために、ステキな時代を手渡そうとするものでしょう…」(P338)
忘れてた。人の富を追い求める欲望だけが、経済を発展させんじゃないんだよね。
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ところで、前世とか信じますか? 私は意外にもちょっと気になることが…。
初めは3歳の時(←私自身は覚えてない)から、何度も占い師風の人に絡まれて、
私の眼が気になるらしく「あなたの瞳がなんじゃらこ」的なことを言われる。
前世が貴族とか王族なら、普通に結婚できるキャラだと思うんだけど…、
うん? 政略結婚とかで自分で相手を選ぶってことが、そもそもない???(笑)
コメント
明けましておめでてとうございます。今年は、まろさんにとっても、いよいよ”変”の年ですね、社会人→大学院生。小生も十数年前、社会人→博士後期課程でしたから、今のまろさんの心境、懐かしいです。燃え尽きない程度に頑張ってください。
Werder Bremen さん
今年もよろしくお願いします。
なんか周囲の人は、私が働きながら大学院へ行くと勘違いしているみたいで…。「そんな中途半端なことしてちゃノーベル賞取れないでしょ?」と言ってズッコケられてばかりです。
そういえば今、ブレーメン株が割安です↓
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あけおめ。今年もよろしくね♪
まろさんは、ターンが一番すきですか?
私は、ターンは最後がえーっ(-_-;)。。って感じで一番すきじゃないです。
スキップは面白かった。リセットは切ないですね。
ダモさん、今年もよろしくお願いします。
私にとってターンが一番なのは、
1.時間の流れ方が他の小説にはない感じ(スキップ・リセットはよくあるタイプというか)
2.毎日同じ事の繰り返し、って思っているうちは時間が前に進んでくれない、ってメッセージがグサッと来た(ちょうど自分の時間が止まっている気持ちだった時にこの本読んだので。)
ただしターンの最後はご指摘の通り、たしかに変です。でも私は恋愛ネタの部分には興味ない人なので評価の対象外なのです(笑)