先週発売された
大津広一著「企業価値を創造する 会計指標入門」
を今読んでいるんだけど、これはかなりいい本だ。
これまで会計指標を解説した本と言うと、
指標の算出方法や意味を解説して終わってしまうものがほとんど。
しかし、この本では定番の2つに加えて、
・日本企業とアメリカ企業の比較
・企業がこの指標を目標に掲げることの意義
を解説した上で、該当する指標の数値目標を掲げている企業を分析。
1つの指標に対して25~30ページも割かれており、素晴らしく分かりやすい。
※事例に挙げられた企業についてはリンクを貼ったAmazonに記載あり。
あとROEの解説で、私が株式投資の際に用いる手法、
デュポン式ROE
= 売上高純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ
の解説もありとってもグー。
ROEの高さだけでスクリーニングし、銘柄を選んではいけない理由が分かりますぞ。
(※今度これについて記事書きます)
あと会計本という難易度が問題だけど、B/S,P/Lの大まかな構造を理解し、
投資の際に会社の財務諸表に目を通すってタイプの投資家なら問題なし。
3,780円とちと高いけど、会計指標を学ぶ本としてはかなりの逸品!
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コメント
うん、これは役に立ちそうですね。
財務分析、財務比率は、「だから何なの?」という部分が従来弱かったけど、この問いにきちんと答えてくれそうです。買いですね。