長期で投資すれば必ずリターンが得られる、という考え方への疑問を、
進化論の曲解という回りくどい話で先日まとめた。
長期投資の前提にある進化論の曲解(21/05/10)
でも、もっと直接的な前提ひっくり返しが「脱成長」の思想。
人類の経済活動が地球の限界を超えてしまっているとも警告され、
とくに気候変動については、経済成長を止めないとどうにもならない?
そして経済に急ブレーキをかけるという世界規模の予行演習が、
COVID-19によってもたらされたような、そんな時代の雰囲気。。。
投資家は脱成長の考え方を頭に入れておくべきだと思う。
コンパクトにまとまっていたのが、
「脱成長の思想と実践は、ふたつの切り口から方向転換を促す。ひとつは、物質使用量と市場取引の拡大を止めること。もうひとつは、成長なしでゆたかな生活を送ることのできる制度、人間関係、人を育てていくこと。このふたつは実質的に不可分だ。」
手っ取り早く全体像を掴むには、著者ヨルゴス・カリスの講演動画がオススメ。
今年1月に開催の総合地球環境学研究所のイベントに登壇している。
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