人生の哲学と科学

世界を読み解く方法

遠くのできごとに、人は美しく怒る。/石川逸子「風」

ふと目にとまった詩に、人は今も昔も変わらないのだなぁと。遠くのできごとに 人はやさしい近くのできごとに 人はだまりこむ遠くのできごとに 人はうつくしく怒る近くのできごとに 人は新聞紙と同じ声をあげる戦...
世界を読み解く方法

賢者と愚者は紙一重?/ホーフスタッター「アメリカの反知性主義」

1963年に出版された「アメリカの反知性主義」。この中で歴史学者リチャード・ホーフスタッターはこう語る。「反知性主義は、思想に対して無条件に敵意を抱く人々によって創作されたものではない。まったく逆であ...
電子出版・著作集

電子出版4作目「古典に学ぶ幸運論」

1年ぶりに新しいKindle本をつくった。「古典に学ぶ~」をシリーズにしてみようかなと。既刊の「古典に学ぶ人生論」は人生全般の話だけど、今回は「偶然の幸運をつかむためには?」を探究すべく、「富」「時」...
古典に学ぶ人生論

自分のやり方にこだわれば、努力は害でしかない。

先日紹介した、桜井章一「努力しない生き方」。「努力」の対義語を「工夫」と捉え、引き算思考を説いた一冊。そういえば似たような話を説いている本があった。 芦田宏直「努力する人間になってはいけない」 専門学...
古典に学ぶ人生論

嫉妬されるのは、あなたが幸福な証。

結婚式を前に知人と面倒なことに…どうすれば?そんな悩みを聞いたけど、嫉妬ばかりはどうにもならない。嫉妬で幸福になる人なんて誰もいないのだけど…「総じて、普通の人間性の特徴の中で、ねたみが最も不幸なもの...
「時」を読み解く

アインシュタイン、「今」の扱いに悩む

アインシュタインの特殊相対理論の功績を簡潔に言うと、物理学でバラバラだった3次元の「空間」と1次元の「時間」を4次元の「時空」という概念にまとめたことにあるのだとか。なんだか「体」と「心」をあわせて「...
世界を読み解く方法

引き算思考で勝つ!/桜井章一「努力しない生き方」

先日読んだ、文藝春秋「羽生善治 戦う頭脳」。麻雀の世界で伝説を築いたという桜井章一氏との対談で、羽生さんが熱心に質問したエピソードが紹介されていた。桜井章一? 誰だろう?調べてみると多数の著書があった...
新古今和歌集

夢とうつつの境界線/荘子「胡蝶の夢」

夢とは何か?脳科学の観点から説明すると、日中の体験の整理や保管を行う作業が「睡眠」で、 その編集作業中の一部がかいま見えるのが「夢」。夢は日中の覚醒した状態のオマケというところだ。でも、荘子の語る「胡...
古典に学ぶ人生論

荘子「無窮に遊び、心に天遊を!」

今月のNHK"100分de 名著"が「荘子」なので、私が好きな荘子のフレーズを並べてみよう。編集テーマは「遊」。「天地の正に乗じて、六気の弁に御し、以て無窮に遊ぶ者は、彼はたなにをか待たんや。」(逍遥...
しあわせのかたち

幸福は風景みたいなもの/本日のスープ・調理場より

リレー連載企画「本日のスープ~株式投資をめぐる三重奏~」。先日rennyさんのブログに51皿目のコラムを寄稿した。富と幸福の間をどう生きるか?/本日のスープ51皿目 幸福が所有できる「モノ」のような考...
世界を読み解く方法

模倣の幸運な出会いが発明を生む/タルド「模倣の法則」

運の良さだけは誰にも負けない!そう思い込んで生きている私が一番気になるのが、「セレンディピティ(serendipity)」と呼ばれる能力。これまでだいたい2通りの説明の仕方をしてきた。 何かを探してい...
古典に学ぶ人生論

数寄を超え、次の世界への扉を開く。

この数年「数寄」という言葉を軸に心を整えてきた。群れたり、媚びたりして、理解者など得ようとせずに、ひとり遊びを極めることが、人生で最も大切なこと。「まぎるる方なく、ただひとりあるのみこそよけれ。世に従...
古典に学ぶ人生論

無限と有限の間/キルケゴール「死に至る病」を超・要約

キルケゴール「死に至る病」。解読できた部分をピックアップしとこ。死に至る病とは「絶望」のこと 人は無限性と有限性の間でバランスをとって生きている 人はふたつの間のバランスを崩したときに絶望する無限性と...
偶然とリスクの諸相

再現性の低い偶然が未来を決める

昨日昼ご飯を東京大学内のレストランで食べた。東大には学食のほかにレストランがもりだくさん。本郷キャンパスレストランマップ訪れたのは椿山荘カメリア。貴重な書籍を保管していた煉瓦倉庫を改造した場で、雰囲気...
生物と生命の不思議

ホヤの不思議。「進化=脳の発達」ではない!

進化ってなんだろう?そんな疑問が生じてしまうホヤの生き方。 How Humans Learn: Lessons from the Sea Squirtホヤは生まれて最初にすることは終のすみかを探すこと...
生物と生命の不思議

タコの不思議とタコ好きの日本人

タコの足は不思議だ。個人投資家は「タコ足配当」の由来から敵から逃げるために足を切断した時は再生するが、 自分で足を食べてしまうと再生しない。 という不思議な生態をご存じのことだろう。またタコの足一本一...
名言・名文

分かりそうで分からない。その楽しさと幸せ。

世の中の出来事で分からないことは意外と少ないもの。もし直感的に理解できないことに出会ったのなら、 世間の常識に囚われている 過去の経験が理解の邪魔をしている その分野の知識が足りないといったことが混乱...
文化で読む日本経済

時間の共有が日本の成功要因/角山栄「時計の社会史」

11時45分!12時が迫ることに気付いたシンデレラは舞踏会を後にする。「シンデレラ」は「眠れる森の美女」や「赤ずきんちゃん」とともに、17世紀にシャルル・ペローがまとめたヨーロッパの民話。この時すでに...
「時」を読み解く

目標を持たず、しなやかに生きていたい

世間では将来の目標や夢を持つことが美徳される。でも人生って目的に向かって突き進むものなのかな。こうした考え方に囚われてしまうと…現在が不確実な未来のための手段になってしまう 過去からの延長線上にある目...
脳と遺伝子の探求

好奇心が記憶の幅を広げ、創造力の源になる。

知的好奇心を追求するだけでお金を稼ぐのは難しい。でも、株式投資ではそれが可能だから好きなんだ♪と昨日の記事を書きながら、勝手に納得した。 日本に投資家が少ないのは、知的好奇心が低いから?今日はもう少し...