世間では将来の目標や夢を持つことが美徳される。
でも人生って目的に向かって突き進むものなのかな。
こうした考え方に囚われてしまうと…
- 現在が不確実な未来のための手段になってしまう
- 過去からの延長線上にある目標を設定しがち
人生に対する目的意識がハッキリしすぎてしまうと、
過去と未来に挟まれてイキイキとした今が失われていく。
もっとゆるく生きていいんじゃないかな。
今後が楽しくなりそうな選択を続けているうちに、
良い偶然に出会えたら、運命と信じて波に乗ってみる。
今この時を大切に生きるってこんな感覚だと思う。
そういえばかつての日本人は現在をとても大切にしていた。
おそらく仏教の「現在実有、過未無体」を由来とし、
古典や茶道など江戸時代の頃までははっきり見てとれる。
西洋的な時間感覚を受け入れた頃に何かが変わったのかな?
このあたりの日本人の心の歴史も追ってみたいなぁ。
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