著者は終末期医療の専門医。33歳にして1,000人超の死を見届けるとは…。
医者の友人はいないので、この数字が多いか少ないか、私には分からない。
ただ、文章に年齢以上の大きなものを感じさせられる。2歳違いだから余計に。
あれこれ後悔しながら死にたくないものだよね。
とはいえ、一点の曇りもなく最期を迎えるなんてことも不可能に近いだろう。
でも、先人が遺した後悔を胸に刻み、がんばって生き抜くことができれば、
人類の心の発展につながるかも♪な~んておおげさに、前向きに生きてみたい。
25の後悔。心に響くものがきっと見つかるはずだよ。
- 健康を大切にしなかったこと
- たばこをやめなかったこと
- 生前の意思を表示しなかったこと
- 治療の意味を見失ってしまったこと
- 自分のやりたいことをやらなかったこと
- 夢をかなえられなかったこと
- 悪事に手を染めたこと
- 感情に振りまわされた一生を過ごしたこと
- 他人に優しくしなかったこと
- 自分が一番と信じて疑わなかったこと
- 遺産をどうするか決めなかったこと
- 自分の葬儀を考えなかったこと
- 故郷に帰らなかったこと
- 美味しいものを食べておかなかったこと
- 仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
- 行きたい場所に旅行しなかったこと
- 会いたい人に会っておかなかったこと
- 記憶に残る恋愛をしなかったこと
- 結婚をしなかったこと
- 子供を育てなかったこと
- 子供を結婚させなかったこと
- 自分の生きた証を残さなかったこと
- 生と死の問題を乗り越えられなかったこと
- 神仏の教えを知らなかったこと
- 大切な人に「ありがとう」と伝えなかったこと
※追伸…大津秀一氏の講演会に参加(09/11/17)
25の後悔のうち、これは無理だな困ったな、と思うのは、
18 記憶に残る恋愛をしなかったこと、19 結婚しなかったこと
すでに1年間に5分くらいは後悔。歳とともにその時間が長くなるのかもしれない。
日本人の初婚平均年齢は、男性30.2歳、女性28.5歳らしい。
なるほど気がつけば、知人・友人のほとんどが結婚しているか、結婚間近の状態。
3日前も親友の弁護士からサプライズな結婚報告。(いつの間にそんな発展が?)
でも、周囲にそんな光景が広がっていても、あまり心を動かされることもない。
人生は光のあて方によって、輝いたり、影ができたりする月のようなものなんだ。
太陽のみたいにどこから見ても、光を放ち続ける人生なんてありえない。
光あるところに必ず影がある。気の持ちようで、どちらかが大きく見えたりもする。
「人は決して自分で思うほど幸福でも不幸でもない」by ラ・ロシュフコー
後悔したところで仕方がない、って言えるのも元気なうちだけなのかな?
若干不安がよぎるけど、せっかちな時代の空気が変わってくれないと無理だな。
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