私がコカ・コーラ社の株主で、序文をバフェットさんが書いているとなれば、
読まないわけにはいかない1冊。失敗からのアプローチっていうのもグー。
企業の決算書も同じでさ、良いところよりも悪いとこの方が明確なんだ。
つまり、決算書は将来株価が値上がりする企業を見つけるよりも、
いつか化けの皮が剥がれる会計操作を見破るのがメインかも。
だからビジネスも成功する方法を説くよりも、失敗する方法を説いた方が、
話はより明確だし、読者の経験と照らし合わせても納得のいく内容になる。
失敗の法則
1.リスクをとるのを止める(コカ・コーラ社は大恐慌期に世界進出)
2.柔軟性をなくす(1947~54年ペプシは売上2倍になったが…)
3.部下を遠ざける(豪華な社長室とか…)
4.自分は無謬だと考える(1999年コーラ汚染騒ぎでの対応)
5.反則すれすれのところで戦う(顧客も従業員も信用しない)
6.考えるのに時間を使わない(最近のM&Aが好例)
7.専門家とコンサルタントを信頼する(ニュー・コーク事件)
8.官僚組織を愛する(コストを顧客に転嫁できる企業では官僚組織が肥大化)
9.一貫性のないメッセージを送る
10.将来を恐れる(悲観論は無気力をもたらす)
+α.仕事への熱意、人生への熱意を失う
ビジネスで失敗する人の10の法則 (2009/04/21) ドナルド R キーオ 商品詳細を見る |
しかし、バフェット、マンガー、キーオ。みんなオマハの人なんだよね…
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