円の命運を握る通貨スワップ協定/河野龍太郎、唐鎌大輔「世界経済の死角」

この記事は約1分で読めます。

いつの間にか当たり前の存在になっていた、
通貨スワップ協定(通貨スワップ取極、通貨交換協定)。

アメリカのFRBが日本を含む先進5ヵ国の中央銀行と、
ドルと各国通貨を交換(スワップ)する協定。
金融危機が起きた際、世界のドルの流動性を守るために、
FRBが世界の中央銀行の役割を果たすような仕組みだ。

リーマン・ショックに対応するために始まったもので、
2013年には無制限・無期限の枠組みへ拡充されている。

河野龍太郎さんと唐鎌大輔さんの対談本「世界経済の死角」では、
この通貨スワップが日本円の命運を握っている可能性を指摘。

日本は緊急時にドルを無制限に調達できる状況にあるため、
日本円は基軸通貨ドルに結びついた国際通貨の地位を確保
このことが日本円の国際的な信頼を下支えしている。

しかし第二次トランプ政権の姿勢からすると、

  • 通貨スワップ協定の打ち切られる可能性も考慮すべき
  • 通貨スワップ協定による救済と引き換えに条件を付けられる(日本が保有する米国債を債権放棄せよ等)
  • ドル基軸通貨体制に背を向ける新興国が結束する可能性もある

日本にキャピタル・フライト(資本逃避)が起きないとは言い切れない。

世界経済の死角 (幻冬舎新書 777)
幻冬舎
¥1,320(2026/01/24 15:30時点)

コメント