バーチャル美少女ねむ「メタバース進化論」

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自称・世界最古のVTuberの著作「メタバース進化論」。

この世界の住民が書いているだけあって、とても分かりやすい。
最も印象的だった一文は、

メタバースは現実のコピーではなく「なりたい自分」でいられる現実を超えた世界であって欲しい。

たとえば「Facebook」が社名を「Meta」に変更し、
この分野に本腰を入れているが、ソーシャルVRのβ版を見ていると、
どちらかというと「現実のコピー」へ向かっているのかな。

でも著者のような感覚を持ったユーザーが多数派であれば、
Facebookの実名アカウントと連携される恐れのある、
MetaのソーシャルVRは敬遠されることになるのだろう。
悪のイメージが付いてしまっているFacebookを完全に手放さないと、
彼らの目論見通り、この分野で主役になるのは難しいかも。

また考えたこともなかった視点が「声」について。

「私自身は後述するボイチェン(ボイスチェンジャー)と呼ばれる機械を利用して、変換した音声で喋っています。姿かたちが美少女になったなら、やはり声も可愛らしくなければ意味がないと思うからです。私はメタバースに入っている間、変換後の自分の音声を密閉型ヘッドホンでリアルタイムで聞いており、自分の変換前の肉声は全く聞こえない状態になっています。「声」が自分の精神に作用するプロテウス効果は、アバターの「姿」によるものよりも遥かに効果が大きいと感じており、自分の声が変わった瞬間、ついさっきまで普通に仕事をしていたはずの自分の心がくるりと裏返って、美少女としての私が目覚めます。喋り方も完全に変化し、私の中の別の側面が現れます。ボイチェンは、私の心の美少女スイッチなのです。」

性格に合った「声色」や「話し方」なのかと思っていたが、
その逆で「声色」や「話し方」によって、人の性格が決まるのか?
性格を変えたければ、まずはボイトレということになるのだろうか。

まぁいろいろ考えていたところで、
実際にVRの世界に飛び込んでみないと理解できないだろう。

でも個人的には、VRゴーグルのゴツさがハードルが高く、
なかなかやってみよう、という気が起きないんだよね。

スマホがここまで普及したのは、それまでは別々の機器だった、
電話、パソコン、デジカメが合体して便利になった側面もあると思う。
これがあったら便利と思える何かが、VRゴーグルにも欲しいな。

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