人の外見が大切なのは目を背けることのできない事実。
「見た目より中身が…」なんて現実逃避をしてはならない。
もちろん生まれつきの要素があることは否定できないが、
誰でも「雰囲気美人」を目指すことができ、
40歳をすぎるとリアル美人を逆転するチャンスがある!
こう説いていたのが、野宮真貴「赤い口紅があればいい」。
雰囲気美人になるためには、次の3つの努力が大切だと著者は説く。
- 外見を良く見せるテクニックを持つこと(着こなし、ヘアメイクのテクニック)
- 心身ともに健康であること(元気で機嫌が良いこと)
- 個性を大事にすること(自分が好きなことを大事にする)
そしてこうした努力を怠りがちな生まれながらの美人は、
40歳をすぎたあたりで加齢による衰えが目立ち始め、
「雰囲気美人は、長年キレイを手に入れるためにコツコツと「自分磨き」をしてきたのですから、その知恵と努力とテクニックが今こそものを言う時。」
これは企業のブランド戦略の考え方に近い。
競合他社の商品・サービスと機能・性能で大きな差がなければ、
あとは見せ方しだいで、その企業の業績の善し悪しが決まる。
そして「外見を良く見せるテクニック」が次々と披露されるが、
なるほどと思ったのが「光を味方につけること」で指摘された話。
天井から強い光を受けると顔の陰影が強調され、老けて見えてしまう。
しかしその配慮に欠けるレストランが多いと苦言を呈する。
「レストランでは、テーブルの上の料理が美味しそうに見えるライティングが優先されているようです。それはもちろん大切なことですが、ゲストをより美しく見せる工夫をしていただければ、女性は心おきなく料理を楽しむことができるはずです。」
名店と呼ばれる店ではこのあたりの配慮がされているように思う。
テーブルのみにダウンライトが当たるように工夫がされ、
そして白いテーブルクロスがレフ板の役割も果たすということか?!
昨年最も印象的だった本の中では語られていなかったが、
向かいに座る妻がよりキレイに見えた方が、
料理の美味しさが増し、記憶に残るに決まってる!
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