日本の小型化・ポータブル化の美学の系譜を探っていたら、
なぜか天丼、カツ丼などの丼物メニューに出会った。
そういえば丼物って、そば屋の出前のイメージもあるな。
丼物の起源は「鰻丼」なのだとか。
江戸・文化年間(1804~17)に発行の「俗事百工起源」によると、
大の鰻好きだった大久保今助が、焼き立ての蒲焼きが冷めないよう、
丼の温かいご飯とご飯の間に鰻を入れて持ち歩いたのがはじまり。
つまり現代の「鰻中入れ丼」のご飯の上に鰻なし版ってことだ。
食のポータブル化の起源は「おにぎり」なのかな?
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