一番記憶に古いショートケーキは自由が丘「モンブラン」。
ケーキ屋自体が電車に乗って何駅か行かないと出会えず、
家に持って帰るまでに崩れないかドキドキするお菓子だった。
ちなみに今でこそ自由が丘周辺はケーキ屋だらけだが、
私が子供の頃はモンブランとダロワイヨぐらいだった気がする。
大人になってモンブラン発祥の有名店であることを知り驚いた。
ショートケーキの発祥をネット上で調べると、
- 不二家・藤井林右衛門 説…1922年に伊勢佐木町で創業、ショートケーキを販売。1923年に銀座6丁目店を開店。
- コロンバン・門倉国輝 説…1924年に大森で創業、ショートケーキを宮内庁に納品開始。1931年に銀座店を開店し、サロン併設が話題に。
不二家の方が先駆けと言えそうだが、苺の有無がはっきりしない。
一方でコロンバンは当初から夏場以外は苺を乗せていたという。
ここで森岡督行「ショートケーキを許す」の興味深い記述。
美術家の中村裕太さんが資生堂パーラー(銀座)に発見したのは、
- 大正十二年(1923)刊行の『建築写真類聚 バラック建築 巻一』(洪洋社)に収録された資生堂パーラー店内の写真。壁に貼られたメニューに「ストロベリーショートケーキ 30 銭」と写っている。
- バラック建築の設計を担当した川島理一郎の大正十二年(1923)の店内のスケッチのなかに、現在のような苺と生クリームとスポンジのショートケーキが描かれている。
もしかすると、いちごショートケーキの発祥は資生堂パーラー?
また本書の中で著者がパリでショートケーキを食べていると、
現地のお客さんが「Fraisier Japonais(フレジエ ジャポネ)」と、
当たり前のように呼んでいて驚いたと記されている。
ショートケーキは和食なのだと。
おととしホテルニューオータニのSATSUKIで、
ずっと憧れていた3,000円以上の超高級ショートケーキ
「エクストラースーパーショートケーキ」をいただいた。
まぁネタとして一生に一度でいいかな。
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このケーキを含む都内25店舗のショートケーキを綴ったエッセイ集。
またショートケーキを食べに行きたいなと思わされる一冊だった。



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