お薦めの本 生命の存在意義はエントロピー増大を加速すること/池谷裕二「夢を叶えるために脳はある」 引き続き、池谷裕二「夢を叶えるために脳はある」に収録された、3日間の講義録のうち3日目を読み終えてメモ。私たちにはなぜ脳があるのか? 私たちの存在価値は何なのか?池谷氏の解説が衝撃的な内容だった。 私... 2024.04.17 お薦めの本古今和歌集脳と遺伝子の探求
古今和歌集 古今集・仮名序の末尾が美しい 古今和歌集の仮名序を読み返していて、末尾の美しさに気がついた。「歌のさまをも知り、ことの心を得たらむ人は、大空の月を見るがごとくに、いにしへを仰ぎて、今を恋ひざらめかも。」和歌と言の葉の本質を理解した... 2024.02.14 古今和歌集
古今和歌集 古今和歌集に詠まれた「桜色」 桜の季節になると和歌とたわむれたくなるもの。今年の東京の桜は満開になった直後から雨が続いている。雨がやみ、お花見日和になる頃には、桜は散り始めだろうか。というわけで、まもなく散ろうとする桜歌を鑑賞する... 2023.03.26 古今和歌集
古今和歌集 古今和歌集に記憶の大切さを学ぶ インターネットとGoogleの検索窓を手に入れたのに、どうして私たちは記憶という面倒事から逃げられないのか?そんな疑問が頭をよぎることもあるが、古今和歌集を読んでいると、記憶の大切さを再認識させられる... 2023.01.26 古今和歌集
古今和歌集 なぜ古今和歌集は四季の歌からはじまるのか? 「古今和歌集」の編集方法には不思議な部分が多々あり、以前、恋歌の巻についてはまとめたことがある。古今和歌集の見事な編集術。その裏にはよみ人しらずの陰謀?(17/02/12)なにより不思議なことといえば... 2022.07.04 古今和歌集
古今和歌集 古今集「誰が袖ふれし宿の梅」とお香の文化 妻がお香をもらって、「たがそで?」「こきんしゅんじょう?」と何やら調べているので、もしや?と思ったら、色よりも 香こそあはれと 思ほゆれ 誰が袖ふれし 宿の梅ぞも古今和歌集・春歌上巻の和歌の話だった。... 2021.02.08 古今和歌集
古今和歌集 「黄」の佐保山と「紅」の竜田川。古今集・紅葉の和歌 「もみじ」に当てられた漢字が「黄葉」から「紅葉」へ変わり、和歌に詠われるイメージも変わることを書いた。 もみじが「黄」から「紅」に変わる頃に/百人一首24「紅葉の錦 神のまにまに」 これを頭に入れた上... 2018.11.12 古今和歌集
日本の美意識 古今和歌集から笈の小文へ受け継がれる美意識 日本の思想・哲学の源流を求めると、紀貫之が書いたとされる「古今和歌集」の仮名序にたどり着く。「やまとうたは、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。世の中にある人、ことわざしげきものなれば、心... 2018.01.14 日本の美意識古今和歌集
古今和歌集 古今和歌集の見事な編集術。その裏にはよみ人しらずの陰謀? 未知の情報が世にあふれると、いかにその情報を編集し、知を体系づけたくなるのが、私たち人間の性なのだろうか。ルネサンス期のヨーロッパでは、宗教的な抑圧から解放された知 東ローマ帝国滅亡で流入した古代ギリ... 2017.02.12 古今和歌集
日本の美意識 十六夜の月はためらいながら夜空へ 中秋の名月を前に月の古典をいろいろ調べていたら、満月の翌日の十六夜にまつわる認識がおもしろかった。十六夜は「いざよい」と読む。これにまつわる目に止まった古典を2つ引用すると。まずは源氏物語の夕顔より。... 2016.08.24 日本の美意識古今和歌集
古今和歌集 紀貫之の桜歌/古今和歌集より10首 桜の季節が迫ってくると、 西行「山家集」春の章より桜歌10首 兼好の桜観/徒然草137、139、161段 枕草子に舞う桜/清少納言の桜観といった記事にアクセスが集中する。歌人や作者に絞った桜を眺めるの... 2016.03.08 古今和歌集
古今和歌集 人生すべて恋のごとし。古今和歌集の編者が込めた想い。 昨年後半、哲学や社会学を探究する中で、古代日本には哲学というものは存在しなかったが、その代わりに、恋を通して世界を読み解こうとしていた。私の中でそんな結論に達している。恋をすると世界が違って見えるわけ... 2015.04.22 古今和歌集
万葉集 万葉集、古今和歌集の星の和歌 そういえば子供の頃「欲しいものは何?」と聞かれると、 「星がたくさん見える空!」なんて答えていたっけ。 都会っ子ならではの感覚かもね。もしも地球が雲や霧に覆われた惑星だったら? 私たち人類は夜空を彩る... 2015.02.22 万葉集古今和歌集
古今和歌集 雪を見立てる古今和歌集、雪の白さを愛でる新古今和歌集。 古今和歌集(905年)と新古今和歌集(1205年)。この300年で大きく変わったのは冬の美の再発見。雪の和歌を比べるとその変化が見てとれる。古今和歌集では紀貫之の雪を花に見立てた歌や雪降れば 冬ごもり... 2014.12.21 古今和歌集新古今和歌集
古今和歌集 散る紅葉が冬にずれ込む新古今和歌集 秋は紅葉の季節。温暖化で2050年の京都の紅葉の見頃はクリスマス頃?なんて予測もあるそうだが、そのつながりで気になること。平安時代の後期1000~1200年頃の京都は暑く、冬に池にはった氷を採取し、山... 2014.10.18 古今和歌集新古今和歌集気候変動の日本史
古今和歌集 紅葉の和歌といえば/百人一首17「ちはやぶる…」 紅葉の時期が近づいてきた。東京でもほんのり色付きはじめた木も見かける。紅葉の和歌といえば真っ先に思い浮かぶのが、百人一首に収録される在原業平の一首。ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水... 2014.10.05 古今和歌集百人一首
古今和歌集 日本人だから聞こえる虫の声。欧米人には雑音。 涼しくなるにつれて、虫の声が耳に入ってくる。あれ松虫が 鳴いているちんちろ ちんちろ ちんちろりんあれ鈴虫も鳴き出したりんりんりんりん りーん りん秋の夜長を鳴きとおすあ~ おもしろい 虫の声♪虫の声... 2014.09.19 古今和歌集西行「山家集」
日本の美意識 中秋の名月を詠わない古今集。月が不吉な竹取物語。 西行(1118~90年)は詠んだ中秋の名月の和歌。 西行、中秋の名月を詠う(山家集)日本ではいつ頃から中秋の名月を愛でていたのか?「古今和歌集」(905年)の秋の巻を開いてみて、あれ?中秋の名月を詠っ... 2014.09.07 日本の美意識古今和歌集
古今和歌集 日本独自の思想や哲学の原点にあたる古典は? 読者の方から質問いただきました。「日本独自の思想や哲学の原点にあたる古典は何ですか?」ムム…「独自の」という部分が結構ムズカシイ。海外に目を向けると思想や哲学を書き表した古典は、 中国では老子や孔子 ... 2014.09.07 古今和歌集
古今和歌集 ホトトギス。この世とあの世をつなぐ鳥。 ホトトギスって漢字にするとなんか変だよね。不如帰、杜鵑、時鳥、子規、杜宇、蜀魂などなど。なんでこんなたくさんあるのかな?と少し調べてみた。不如帰、杜宇、蜀魂については中国の伝説に基づくようだ。古蜀の王... 2014.08.18 古今和歌集