名著「ビジョナリー・カンパニー」熟読メモ4

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4章の表題は「基本理念を維持し、進歩を促す」だが、2,3章の繰り返し。
重要なのは、
「基本理念を、文化、戦略、戦術、計画、方針などと混同しないことが重要」
という一文だけだ。

5章の表題は「社運を賭けた大胆な目標」。
著者はこれをBANG(Big Hairy Audacious Goals)と名づけている。
BANGが組織にとって有益なのは、それが達成されていない間だけと指摘。
その具体例として、
フォードが20世紀の初め、自動車へ大衆の手に届けるという目標を立て、
それが達成した頃に新たなBANGを設定しなかったため、
フォードを倒すというBANGを掲げたGMに逆転を許したとのこと。

さて、ソニーはどうか?
設立当初の「日本の文化と地位を高める」という最も大きな目標は達成された。
今は何を目指しているのだろうか?
出井氏は結果はどうあれ、目標や理念をよく語る人だったが、
新CEOのハワード・ストリンガー氏は何を目指しているのだろう???
ホームページを探しても見つからないな・・・

6章の表題は「カルトのような文化
ビジョナリー・カンパニーでは、その基本理念に対してカルト的になっている。
そういえば、ディズニーランドでアルバイトしている人と話したことあるけど、
「人々を幸せにする仕事をしている」とかなり熱かった。
少し間違えれば、宗教的な印象を与えかねない、そんな危険をはらんでいた。

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