幸せになりたければ嫌われろ!/アドラー心理学に学ぶ

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岸見一郎、古賀史健 共著「嫌われる勇気-自己啓発の源流アドラーの教え」

フロイト、ユングとともに心理学の三大巨頭とされる
アルフレッド・アドラーの思想をまとめた一冊。

なんだこんな人がいたのか!というのが正直な感想。
私がこれまで書いてきたことと結構かぶってるから。
本書を引用しながら、ブログの過去記事を振り返ってみる。

もし何々だったら?と可能性のなかに生きているうちは変わることはできません。

これは30歳過ぎた頃にようやく理解したこと。
「いつか○○するのが夢」なんてことを言ってちゃダメ。

目的を遠い未来へ置いて、
現在を不確実な未来の手段にする人生は愚かだ。

これまでの人生に何があったとしても、今後の人生をどう生きるかについて、何の影響もない。

過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」には何の関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。

過去が現在や未来を約束するものではない。
今この時だけが存在するすべてということを、

古典はもちろん相対性理論まで持ち出して確認してきた。

夢や目標がなければ生きていけないなんてのも幻想。

予想もしなかった偶然の先に楽しいことがあるものだから、
何も考えずに目の前のことを精一杯、楽しむべし!

そして本書のタイトル「嫌われる勇気」に関わる部分について。

他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。

なんだか分からない安心を求めて群れるのは時間のムダだ。
多くの人や情報と交わらず、社会との距離をほどほどに保つのが大事。

純粋に好きを貫き通す「数寄者」であるためには、
他者と群れたり、媚びたりせず、孤独と向き合うことが大切だ。

こんな自分勝手な自由な生き方をすれば、

自由とは他者から嫌われることである。

特に同世代から嫌われたり、妬まれたりするもの。
だがそれでいいのだ。

われわれは他者の期待を満たすために生きているのではない。

のだから他人は他人、自分は自分と割り切るべし!

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
ダイヤモンド社
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