質量の起源、ヒッグス粒子について明日なにか発表があるとか。
表題の本となんか関係あるんだろうけど私にはまだ理解不能。
私が知りたいのは、科学の最先端で因果律がどう扱われているか?
軸があれば門外漢の分野に触れても、得られるものがきっとある。
1920年代に自然現象の因果律に疑問を呈した
ハイゼンベルクの不確定性原理は今年、小澤正直氏に破られた。
量子限界を超える測定方法が明らかになったかららしい。(P180)
因果律を揺るがす話としては、スティーヴン・ホーキング博士が示した、
ブラックホールの「ホーキング放射」というのもあったようで。(P238)
この問題を解き明かしたのが、ホログラフィー原理。(P262)
本来2次元なのに3次元の空間と勘違してたのが原因とか。
ホログラム…、私の世代ではビックリマンのヘッドロココってことだ。
昨年秋に発表された「超高速ニュートリノ」(P82)。
光よりも速い粒子が見つかれば、因果律を揺るがす話だったが…。
先月、測定ミスだったことが判明したそうな。
科学の世界では因果律の崩壊が疑われ、覆されるというくり返し。
人間の知性不足により混乱しているだけ、ということになる。
結局、この世界は原因と結果の結びつきにより記述されてるの?
ただ経済、投資や経営といった分野では、
因果律で語り始めると、後付け解釈のような違和感を覚える。
もっと身近な話で例えれば、努力に見合った成功が欲しい!
みたいなのは単なる欲張りにすぎないことを誰もが知っているはず。
このあたりのモヤモヤは物理学に触れることでは解明できないのかな。
そうそうこの本、発売1ヶ月で11万部も売れているらしい。
結構難しいと思うから、「理系離れ」なんてのは幻想なんだね。
重力とは何か
アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (2012/05/29) 大栗 博司 |
コメント