遠藤寛子「算法少女」

この記事は約1分で読めます。

江戸時代の日本では「和算」と呼ばれる独自の数学が発達。

今日、数学嫌いの日本人が世にあふれているけど、

この頃の日本人は庶民レベルまで和算を楽しんでいた。

そんな象徴ともいえるのが1775年出版の和算書「算法少女」。

江戸の町医者とその娘の共著と言われている。

この「算法少女」の成立過程を歴史小説にしたのがこの本。

子供に学ぶことの喜びを伝えるための1冊にはいいかもしれない。

なぜアジアの中で日本が真っ先に経済発展したのか?

その歴史的な背景をさかのぼると「時計」と「会計」が見えてくる。

そしてそれを可能にしたのはもちろん数学力。

そんな下地を作った江戸時代の和算。もっと調べてみたい。

算法少女 (ちくま学芸文庫 エ 11-1)
筑摩書房
¥990(2024/12/11 18:03時点)

コメント