天からの文を読み解く-野尻抱影「星と伝説」

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6月30日は「アインシュタイン記念日」なんだって。

1905年の今日は「特殊相対性理論」に関する最初の論文発表の日。

日本では歴史・文化に関する英文の名著が次々生まれていた頃だ。

最近、アインシュタインの相対性理論を学んでいると、

時間と空間の伸び縮みからブラックホールへと宇宙の話に広がる。

でも天文学はロマンティックな部分が残っていて欲しいな。

美しい夜空が文学や絵画はじめとする文化に彩りをそえたのだから。

「天文学」は「天」からの「文(ふみ)」を読み解く学問なんだ♪

そして天からの文を読み解いた名著が今日の1冊。

星の美しさに魅了された人々が作り上げた物語、星の伝説。

子供向けだけど1961年の出版以降読み継がれる不朽の名著だよ。

小学生の頃、足しげく通った渋谷の五島プラネタリウム。

今はヒカリエとなったあの場所で母が買ってくれたんだったと思う。

久しぶりに読んでみたらおもしろい。今は文庫版も発売されている。

もうすぐ七夕

中国の織女と牽牛の伝説が、奈良時代に日本に伝わって、

織姫(織女) と彦星(牽牛)の七夕祭りへと編集されものなんだ。

そしてこの星の伝説に心動かされた紀貫之が歌を詠む。

地上の人々の心は移り気だが、七夕の2人の愛は永遠だと。。。

→関連記事:紀貫之の和歌で詠む七夕の心(2011/06/25)

星と伝説 (偕成社文庫) 星と伝説

(2005/07/15)

野尻 抱影

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