人生の哲学と科学

世界を読み解く方法

論理的思考で真理に近づくためには神の保証が必要?!/デカルト「方法序説」

論理的思考の原点とも言えるデカルト「方法序説」。かつてその真理に至る方法を要約してみたものの、世界を読み解く方法/デカルト「方法序説」なんだか納得できない気持ち悪さがあった。いまいちどデカルト「方法」...
世界を読み解く方法

千数百年の時を経て、ふたたび声で文章を綴る時代へ!

5年前の元旦には紀貫之の話を書いた。日本語で文章を綴ることができる感謝の想いを込めたものだ。紀貫之、日本語を創った和魂漢才の文芸人(12/01/01)この頃に日本語の原型が整ってきたことで、平安時代の...
世界を読み解く方法

読んだ本と振り返る2016年/人工知能は本当の「知」になりうるか?

今年は人工知能に関する話題を多く見聞きしたような気がする。特に印象的だった本が、将棋ソフトの脅威にさらされる将棋界を描いた一冊。 人工知能 vs 棋士/大川慎太郎「不屈の棋士」もともと人工知能が人間の...
電子出版・著作集

第4版「古典に学ぶ人生論」

Amazonの読み放題プログラムがはじまってから、より多くの方に読んでもらえるようになったので、全体的に少しずつ手直しを加え、特に禅の章に多く加筆した。和歌や五輪書の章を作りたいと思いつつ、読み込みが...
生物と生命の不思議

母のくびれが子の知能を決める?/越智啓太「美人の正体」

外見の良し悪しが人生の良し悪しを左右する!という不都合な事実をつづった本をまとめて読んでいる。 見た目で生涯所得に3400万円も差が出る!/ダニエル・ハマーメッシュ「美貌格差」 成功するCEOは顔の幅...
投資や経済の話題

成功するCEOは顔の幅が広い?/マシュー・ハーテンステイン「卒アル写真で将来はわかる」

会社の未来を予測をするには、あれこれ分析をするよりも、CEOの顔の形に注目した方がいい、という驚くような研究結果が、マシュー・ハーテンステイン「卒アル写真で将来はわかる」という本に示されていた。対象の...
投資哲学を求めて

荘子「不測に立ちて無有に遊ぶ」

荘子の「遊」にまつわる記述はとてもおもしろい。以前はありのままに生きることの大切さを説いた「遊」を編集したが、 荘子「無窮に遊び、心に天遊を!」今日は投資の心得にも通ずる「遊」についてまとめておこう。...
脳と遺伝子の探求

脳や遺伝子の解析が進むと刑法はどう変わるのだろう?/バーバラ・オークレイ「悪の遺伝子」

労働法の授業中に「ウォール街のランダムウォーカー」に夢中で単位を落とし、危うく卒業できなくなりかかった過去を持つ私だか、一応は法学部出身。脳や遺伝に関する本を読んでいると疑問に思うことがある。構成要件...
お薦めの本

ケヴィン・ケリー「インターネットの次に来るもの」

WIREDの創刊編集長ケヴィン・ケリーの最新作。<インターネット>の次に来るもの-未来を決める12の法則前作の「テクニウム」は難解で挫折したが今作は読みやすい。ただ著者のクセなのか、冗長になりがちなの...
道元「正法眼蔵」

道元の時間論/正法眼蔵・有時

今月のNHK「100分de名著」は道元の「正法眼蔵」。この番組でも「哲学書」として紹介されていたけど、「時」を哲学した書物としては世界最古と言えるかもしれない。※一般的には時を論じた哲学者といえば20...
中国古典

明鏡止水/荘子・徳充符篇

荘子にはことわざや四字熟語のもとになった話が数多い。「明鏡止水」は「明鏡」と「止水」の2つに分かれて出てくるから、後で探しやすいようにメモしておこう。2つの話が収録される徳充符篇では障害を持った賢人の...
世界を読み解く方法

平等には何の価値もない/ハリー・フランクファート「不平等論」

トマ・ピケティ「21世紀の資本」と翻訳者が同じだし (山形浩生訳)、手軽に読めるページ数だったから手にとってみた哲学書。著者はプリンストン大学名誉教授で専門は道徳哲学。ポイントとなる言葉を引用しながら...
脳と遺伝子の探求

サヴァン症候群・共感覚と私自身の謎

最近、共感覚に興味を持って下記のような本を読みあさっている。ダニエル・タメット「ぼくには数字が風景に見える」 ジェイソン・パジェット「31歳で天才になった男」 岩崎純一「音に色が見える世界」 リチャー...
人工知能をめぐる議論

「君の名は。」に学ぶ、物語のつくりかた。

映画好きの妻に連れられて、映画「君の名は。」を観に行った。観客を引き込む物語の作り方にこの分野もそうなのか!と変に感動。推理小説やSF小説の根幹となるトリックや仕掛けは、これまで数多く書かれてきただけ...
世界を読み解く方法

人は善悪の境界を引くと暴力的になる。

私たちが直面する様々な社会的課題を投資家が解決できるのでは?そんな問題意識を持って、私の元に取材にやってくる方達がいるが、ご期待にそえるような話ができたことがない。もちろんマイクロ投資のような小さな事...
名言・名文

人生とは星を見つけ、星座をつむぐこと。

荻原井泉水(1884~1976)のエッセイ「星を拾う」より、俳人である著者が自選の句集を編集する中でふと思い出した言葉。「人生というものは塵芥の中から宝石を見出すということである。」そしてその宝石を夜...
お薦めの本

人工知能 vs 棋士/大川慎太郎「不屈の棋士」

将棋界で観戦記者が、羽生善治、渡辺明をはじめとする代表的な棋士11名に、将棋ソフト(人工知能)をテーマに行ったインタビューをまとめた一冊。多くの棋士の発言から私なりの判断をまとめると、将棋ソフトの実力...
投資や経済の話題

人間より人工知能の方が投資がうまい?

イギリスのEU離脱ショックから1週間も経たずに、 金融市場ではまるで何もなかったかのような景色に戻っている。 Bloombergにこんな記事を見つけた。※和文は抄訳 勝ったのはコンピューター、生身トレ...
生物と生命の不思議

唐辛子の生存戦略。その辛さは本来、鳥へのラブコール。

昔は「ハバネロ」が世界一辛い唐辛子と聞いたような気がする。今はその数倍の辛い「キャロライナ・リーパー」という品種が世界一だとか。辛さを追い求める人間によって世界中で生産されるようになった唐辛子。でも唐...
脳と遺伝子の探求

脳は不平等な方が安定し、サッカーは均質な方が強い。

昨日に続き、池谷裕二「脳はなにげに不公平」より。本書のタイトルの元となった、2013年に著者が発表した論文、Inter pyramid spike transmission stabilizes th...