人生の哲学と科学

投資や経済の話題

日本人の貯蓄好きは文化ではなく遺伝子によるものか?

以前「本日のスープ」の連載45皿目で、日本に投資を文化として根付かせるために何が必要か考えるなかで、「文化史の観点から見ると、日本には投資も貯蓄も文化として存在しているが、今がたまたま貯蓄の意識が高め...
脳と遺伝子の探求

時代にあった遺伝子を持って生まれるか。それが人生を左右する?

一卵性双生児と二卵性双生児の類似性を比較することで、人の性質や能力に遺伝が及ぼす影響を解明する研究がある。遺伝子が100%同じ一卵性双生児と50%同じ卵性双生児。同じ環境で育った一卵性双生児と二卵性双...
世界を読み解く方法

現代の知が凝縮されている大学入試の現代文

この10年ほど世の中を読み解く方法を探し続けている。30代の読書はこれを目指して本を選んでいることが多い。2008年9月のリーマンブラザーズの破綻をきっかけに、大学院で経営学を学んでみたが底の浅さに失...
世界を読み解く方法

小林秀雄、人工知能を論じる。

小林秀雄が将棋と人工知能について言及したコラムを書いていた。1959年のことだ。※「考えるヒント」の冒頭に収録されている。「常識で考えれば、将棋という遊戯は、人間の一種の無智を条件としている筈である。...
偶然とリスクの諸相

合理性の上に成り立つ文明は虚構/木村敏「異常の構造」

リーマンショックや3.11後の原発事故を目の当たりにして、科学的な合理性とは一体何なのか? 信用に値するものなのか?と疑問に思い悩み、さまざまな本を読みあさった時期があった。科学的な合理性でリスクは測...
人工知能をめぐる議論

人工知能は既得権益を破壊するだけ

人工知能が人の仕事を奪う。昨年あたりから経済誌などでこの手の題の特集が増え、本屋へ行けば類書が平積みで並んでいる。しかし昨年6月に経済産業省が発表した報告書によると、2015年時点ですでにIT人材の不...
世界を読み解く方法

中心を持たない国/河合隼雄「中空構造日本の深層」

日本の歴史文化の特徴として「中心がない」ことが指摘されることが多い。心理学者、河合隼雄もまた「古事記」を読み込むことで、同様の考えに辿り着いたことが「中空構造日本の深層」に記されていた。「わが国が常に...
「時」を読み解く

長田弘「人生の特別な一瞬」

以前たまたま手に取った食に関する詩集が面白かったので、 食の詩集。長田弘「食卓一期一会」。たまに図書館で著者の本を借りてきて読んでいる。昨日書いた記事のつながりで、 目先の快楽に溺れるのが人間の性であ...
人生の哲学と科学

目先の快楽に溺れるのが人間の性であるならば

いつからか私たちは未来の豊かさや安心のために、現在を貯蓄・投資する生き方が正しいと考えるようになった。しかし終身雇用や年功序列のようなレールが敷かれた人生設計が崩壊し、また東日本大震災を体験したことで...
兼好法師「徒然草」

世間の評価はどうでもいい/徒然草38段

自己評価はむずかしい。だからといって他者との比較や世間からの評価に振り回される人生は愚かだ。兼好法師は「徒然草」のなかで次のように斬り捨てる。「名利に使はれて、閑かなる暇なく、一生を苦しむるこそ、愚か...
世界を読み解く方法

知性の限界を超えるための「不立文字・教外別伝」

禅の「不立文字・教外別伝」とは?禅の教義を特徴を表した言葉として、不立文字(ふりゅうもんじ) 教外別伝(きょうげべつでん) 直指人心(じきしにんしん) 見性成仏(けんじょうじょうぶつ) という4つのキ...
人生の哲学と科学

タラレバ思考は現代病? 後知恵のイタズラから逃れるために。

妻がどこからか「東京タラレバ娘」の漫画を借りてきた。帯に「累計350万部突破」と書かれている。そんなに売れているのか。こういうのが人気が出るのは今の時代ならではなのかもしれない。いつの時代よりも「タラ...
世界を読み解く方法

情報の質をどのように判断すべきか?/高田明典「情報汚染の時代」

IT革命後の情報と知性のせめぎあいIT革命の恩恵で手軽に多種多様な情報や価値観に触れられるようになった。 私たちの情報収集が受動的なものではなく、能動的に変わり、当初の悩みといえば、あらゆる分野で「学...
古典に学ぶ人生論

人生の運不運を決める天地の拍子/只野真葛「独考」

引き続き、只野真葛の「独考」(1817年成立)を読む。前回は当時の「経済倫理の低さへの嘆き」をテーマに編集したが、今日は真葛の考える「人生のタイミング」についてまとめてみる。不運続きの工藤家真葛の父が...
兼好法師「徒然草」

人生を楽しむための徒然草150段の方法論

最近の笑い話の鉄板ネタと言えば、包丁も持ったこともないのに、本格的な和食の料理教室に習いに行ったことで、あっという間に上達し、今ではすっかり料理はお手のもの。先日、友人に言われて気がついたのだが、大学...
世界を読み解く方法

不確実な未来を生き抜くための直感力

小林秀雄が当時の各界の第一人者と語り合った対談集「直観を磨くもの」。ノーベル賞物理学者、湯川秀樹の話がおもしろかった。創造を導く直感力を身につけるためには?小林が著書に記したモーツァルトの作曲法が、ア...
お薦めの本

人工知能を知ることは、人間を深く知ること/羽生善治「人工知能の核心」

2016年5月に放送されたNHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」この時の取材をもとに羽生さんが人工知能に迫った本が今日の一冊。羽生善治「人工知能の核心」最近、人工知能に関する本が次...
投資で創った人生哲学

私が投資を人に勧めたい訳・2(世の中のお金の流れを学べ!)

私の人生観を育む場であり、知的好奇心の広がりの原点だから、投資を人に勧めたいと思うのだ!というのが前回の話。私が投資を人に勧めたい訳最終的には「本日のスープ」連載の次号でまとめる予定だけど、前回まった...
投資で創った人生哲学

私が投資を人に勧めたい訳(知的好奇心の広がりの原点!)

先日、投資をはじめるならまずiDeCoからという記事を書いたところ投資の入口に最適な個人型確定拠出年金 iDeCo投資なんて危険なものを人に勧めるなんて意味不明と批判を受けた。そう言われてしまうと、ど...
お薦めの本

1970年のSiri/星新一「声の網」

多くの情報が飛び交う電話回線の向こう側に何らかの知性が生まれる。約50年前に星新一が描いた世界は一部は今まさに実現されようとしている。疑問に答えるGoogle プライバシー筒抜けのFacebook A...