昨年「本屋の残しかた」なんて記事を書いたのがきっかけで、
本屋さんに「こんな感じで本を置いてみたら?」と話したりしている。
これから1,2ヶ月は桜の本(旅行や写真)と西行の関連本を一緒に並べよう!
と主張しているんだけど、さて売れ行きはどうなることか。
「日本の桜観を変えた漂泊の歌人」ってフレーズは、実は店頭POP用♪
今年の大河ドラマが平清盛(西行と同い歳)だからいいと思うんだけど。
というわけで、私がリストアップした西行に関する本のうち、
ここでは初めての人でも読みやすい2冊を紹介しておくね。
まずは私が西行とその時代に興味を持ったきっかけの歴史小説。
白川院や待賢門院璋子(藤原璋子)といった恋多き人物によって、
政治が乱れ、戦争にまで発展した平安末期を西行を中心に描いた。
この人物相関図は一体?とビックリしたけど、大河ドラマも同じ展開。
待賢門院への叶わぬ恋が西行の出家理由、という点も似ている。
西行と言えば、桜・月・恋の和歌に触れておきたい。
でも、和歌の本を読んだことのない人には難しい本が多くて…。
一番読みやすいのはこれかな。
代表的な和歌を紹介しながら、西行の人生や時代背景を描いた1冊。
角川ソフィア文庫の「ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」シリーズ。
今年の桜の開花を西行とともに迎える、なんて風流なのはいかが?
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