人生の哲学と科学

投資の賢人に学ぶ

億万長者の雪だるま&本多静六の幸福論

成功が成功を呼び、雪だるま式に成功をおさめる「マタイ効果」。そういえば名だたる億万長者は、決まって「雪だるま」を例にする。 "Life is like a snowball. The importan...
古典に学ぶ人生論

今を信じることの大切さ/僧璨大師「信心銘」

中国禅の系譜は「達磨大師→慧可大師→僧璨大師」と流れる。僧璨大師が残した、心を信じることを説いた銘文「信心銘」。戦前の禅の研究者、鈴木大拙が、「堂々たる哲学詩であり、禅旨の大要はこれで尽きている」と評...
兼好法師「徒然草」

真の専門家とは?/徒然草167、168段

専門的な知識・経験を得ることで、失われる無知の知。自説を否定されるような真実から目を背けがちになる専門家。→ 専門的な知識・経験と無知の知(12/10/27)そういえば真の専門家のありかたが「徒然草」...
偶然とリスクの諸相

盗難で一変した「モナ・リザ」の評価

レオナルド・ダ・ヴィンチの代表作「モナ・リザ」。この絵が名画と呼ばれるようになったのは20世紀に入ってから。ある事件が起きるまで、ルーブル美術館が所蔵する絵画の中では、ラファエロやティツィアーノの方が...
投資で創った人生哲学

東西時間論の比較/線の西洋・点の東洋

私は証券市場分析から時間論(哲学)の世界に足を踏み入れた。「過去→現在→未来」という一直線の時間世界に疑問を感じたから。金融・投資の理論は欧米で生まれたものだから、やはりキリスト教の世界観の影響を受け...
しあわせのかたち

過去の見方で人生が変わる/キルケゴールの時間論

何気なく昔を思い出す。その思い出し方によって幸不幸の差が出ると指摘した人物がいた。19世紀の哲学者、キルケゴール(1813~55)だ。ごく簡単に図解すると、「想起」は現在から過去へ意識が向かう思い出し...
日本の美意識

偶然の文化比較と九鬼周造「偶然と運命」

数学者が偶然や運命を計算で飼い慣らそうと必死だった歴史は、ピーター・バーンスタインの「リスク」を読めば、なんとなく分かる。では哲学者は偶然や運命をどう捉えていたのか? あるものが偶然と呼ばれるのは、わ...
偶然とリスクの諸相

未来が現在・過去を評価するのだから…

投資家として世界を読み解こうと試みた当初の約10年は、時間の捉え方が「過去→現在→未来」と一直線で幼稚だった。最終的には大学院にまで行ったけど、そこに未来学は存在せず、数字と論理を積み上げて必死に過去...
名言・名文

人生は築くものではなく流れゆくもの

先日のセミナーにご参加いただいた方から不思議な取材依頼。「これまでどんな人生を送ってきたのかインタビューさせてください」とりあえず明日に備えて、イベントを年表形式にまとめながら…やはり人生は築くもので...
偶然とリスクの諸相

リスク管理社会の変遷と本質

「リスク管理」の考え方は経済理論から生まれたもの。確率・統計によって偶然やリスクを飼いならす。。。でも21世紀に入った今、破局をもらたすようなリスク、たとえば環境問題・金融危機・テロに対して無力を露呈...
お薦めの本

思考欠如の系譜を読み解く/ハンナ・アレント「人間の条件」

ハンナ・アレントは「思考欠如」を現代社会の危機と捉え、そこに至る系譜をこの「人間の条件」に描こうとした。労働・仕事・活動の三要素を「人間の条件」と定義し、近代において「労働」が重要視された結果、「私た...
偶然とリスクの諸相

豊かな社会がリスクをもたらす/ベック「危険社会」

政府の役割が「富の分配からリスクの分配」に変わったという話。それを唱えたウルリヒ・ベックの「危険社会」の記述をあたってみた。※「危険」と訳された部分を「リスク」へ書き換えた。「近代が発展するにつれ富の...
しあわせのかたち

ミュージシャンの自分年金

お世話になっている20代半ばのギタリストさんから、「ボクは年金どうしたらいいんですか?」と聞かれて話したら、なんかキレイにまとまったのでメモ。年金の寄付or宝くじだと思って支払うもの 年金の受給開始年...
偶然とリスクの諸相

富の分配からリスクの分配へ

リスクを分散・分配することで本質的な危険から目をそらす。これにより社会と人間のあいだに君臨している偶然を排除する。これが20世紀後半に築かれたリスク管理社会の幻想だった。「ウルリッヒ・ベックによれば、...
投資の賢人に学ぶ

ジョージ・ソロスの再帰性理論

ジョージ・ソロスの投資哲学の根幹である再帰性理論。昔はさっぱり分からなかったけど、今なら少し近づけそう。 認識機能…人が世界を理解しようと努めること 関与機能…人が世界に影響を与えようとすることこの2...
投資の賢人に学ぶ

ジョージ・ソロスの大局観と人生観

ジョージ・ソロスは投資哲学者。(と私が勝手に思ってる)私が哲学に触れるようになったのはソロスが気になってから。20代の頃はウォーレン・バフェットが好きだった。バフェットのように財務諸表を読んで株式投資...
古典に学ぶ人生論

内なる貧しさに豊かさがある by エックハルト

すべてを捨てた先に真の豊かさがある。そんな教えを説いた一遍上人(1239-89)が現れた鎌倉時代。ヨーロッパでも同じような思想を持った人物が現れていた。キリスト教神学者、マイスター・エックハルト(12...
投資で創った人生哲学

ダブル・コンティンジェントな株式市場

和英辞典で「偶然」を引くと”chance”が一番最初に出てくる。なんかイメージと違うぞ。。。以前紹介したイアン・ハッキング「偶然を飼いならす」の原題が、"The Taming of Chance"だっ...
古典に学ぶ人生論

捨聖・一遍上人のことば

氾濫する情報、パーソナライズ化された情報といかに向き合うか?投資家として、知的生活に憧れる凡人としての私の重要テーマ。最近では日経新聞の購読をやめ、情報源を捨てる努力もしている。「捨てる」ことは情報だ...
情報と知性

IT革命後の情報と知性のせめぎ合い

ここ十数年の情報と人の知性の関わりについての認識を整理。ネットの普及でテレビや新聞みたいに受け身で情報を得るのではなく、これを調べたい!って前のめりに情報を得るって時代に変わった。あらゆる分野で「学習...