観光資源を生かし切れない近江八幡。それは滋賀県全体の課題。

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旅に出るときは神社仏閣・史跡にしか興味を示さない私だが、
今回、滋賀県を巡るにあたり、必ず行ってみたかったのが、
たねやグループの「ラ コリーナ近江八幡」。

もともと地元のデパ地下で、たねやの和菓子をよく食べているのはもちろん、
たねや四代目主人の山本昌仁氏の著書がとても興味深かったから。

そしてこの本の出だしがこうはじまるのだ。

「いま滋賀県でもっとも人の集まる場所がどこだかご存じでしょうか?たねやグループのフラッグシップ店「ラ コリーナ近江八幡」です。・・・2015年に「ラコリーナ近江八幡」がオープンすると、宣伝も観光バスの誘致もしていないのに、訪問者がどんどん増えていきます。2017年にラコリーナを訪れた人は、なんと285万人。なぜか菓子屋の店舗が、滋賀県一の観光スポットになってしまったのです。」

なるほど実際に訪れてみると不思議な空間が広がっていた。

施設内のオフィスの建物もカッコよかった。

そして平日にもかかわらず、なかなかの繁盛ぶりで、
バームクーヘン売場には列ができるほど。

私たちも施設内のカフェを2つハシゴして、2人で5,000円も使い、
さらにお土産も買ったことを考えると、なかなかの経済効果。
この地域の若者雇用の受け皿になっているように感じられた。

しかし問題は近江八幡周辺に旅の目的になるような宿泊施設がないこと。
つまり地元の食材で料理を提供してくれるような旅館がなく、
ビジネスホテルに泊まるしかないというのは、いかがなものか。

ラコリーナ以外にも、すでにまとめたように、

のほかにも、
時代劇の撮影にもよく使われるという八幡堀もある。

歴史好きには見どころが非常に多い街なのに、
のんびり滞在できる宿がないのは大きな機会損失と言える。

先のたねや主人の本でもこうした問題点が指摘されており、

「滋賀県は重要文化財の数で、東京、京都、奈良に次いで第四位。県の面積に対する自然公園の比率は全国一位。ラムサール条約に登録された湿地の面積でも全国一位です。本来であれば、もっともっと多くの観光客が来ておかしくないのです。京都観光の折に大津の宿だけ利用させてもらう、という場所ではないはず。」

京都観光の拠点として京都より宿泊費を安く抑えられる大津、
という観光客の滋賀県認識を変える策が必要!と訴える。

そういえば旅立つ前に妻が周囲に「琵琶湖周辺に四泊する」と語ると、
「そんなに長居するような場所なの?」という反応が多かったとか。
それは完全に誤ったイメージだ。ああ、もったいない!

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