伊勢参り・熊野詣の御朱印をふりかえり

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長期旅行の楽しみの一つは御朱印めぐり。
いただいてきた御朱印をふりかえって雑感。

伊勢神宮関連の御朱印は簡素。
引き算の美学なのか、参拝者が多いからなのか。

 

COVID-19襲来以降の傾向なのか、書き置きタイプの御朱印が増えた。
御朱印帳への記入と書き置きを併用しているところもあり、
その場合の書き置き御朱印は、色鮮やかなものが用意されていた。
初穂料が100円ほどプラスとなるが、魅力的でこちらに誘導される感じ。

 

書道がド下手な私にとって、御朱印の魅力の一つは、
美しい筆遣いを間近で見られること。
でも今回はそういう機会にはあまり巡り会えなかった。

もしかすると筆で美しい字を書ける人が減っているのかもしれない。
日常で文字を書くことはなくなり、キーボードを打ったり、
スマホのディスプレイに触れることで、文字を操るようになった。

「文字は、ことばの呪能をそこに定着するものであり、書かれた文字は呪能を持つものとされた。」白川静「漢字百話」P33

こういった感覚も失われてしまうのだろうね。

御朱印もそのうち神社本庁アプリみたいなもので、
電子データを受け取るようになるのかもしれないなぁ。
位置情報とリンクして眺めたりできたりすれば楽しそう。
まぁ時代に合わせて楽しみ方を変えていくしかないよね。

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