お薦めの本 動物の言語研究から人間社会を俯瞰する ゴリラ研究の山極寿一さんと野鳥研究の鈴木俊貴さんの対談本、 「動物たちは何をしゃべっているのか?」。 京都大学の総長を務めた山極さんをご存じの方はほとんどだと思う。 私が鈴木さんのシジュウカラ研究を知... 2023.09.19 お薦めの本生物と生命の不思議
生物と生命の不思議 脳が複雑だから永遠には生きられない?/更科功「ヒトはなぜ死ぬ運命にあるのか」 「生まれ生まれ生まれ、生まれて、生の始めに暗く、死に死に死に、死んで、死の終わりに冥し」(空海「秘蔵空論」) 私たちはなぜ生まれてきて、なぜ死んでいくのか?そんなことを考えはじめると空海に怒られそうだ... 2022.08.03 生物と生命の不思議
お薦めの本 がんは進化のプロセス/アシーナ・アクティピス「がんは裏切る細胞である」 アシーナ・アクティピス「がんは裏切る細胞である」は、「癌(がん)」に関する最新の知見がまとめられた興味深い一冊。 がんは多細胞という性質に特有の問題 ひとりの人間の一生の間に繰り広げられる細胞の進化の... 2022.01.21 お薦めの本脳と遺伝子の探求生物と生命の不思議
お薦めの本 ウイルス・細菌の関連書籍で、人間の思い上がりを再認識する。 ウイルスや細菌に関する本をいろいろ読んでいると、私たち人間の考え方は勝手だな、と痛感させられる。 COVID-19と戦う今は、ウイルスは敵だ!と思ってしまいがちだが、私たちがここまで進化するためにウイ... 2020.05.10 お薦めの本生物と生命の不思議
お薦めの本 ゆらぐ生命の定義/山内一也「ウイルスの意味論」 ウイルス探求の三冊目。山内一也「ウイルスの意味論」。 前回読んだ中屋敷均「ウイルスは生きている」でも、ウイルス研究を通して、何を持って生きているとするのか?という見解が述べられていた。 本書では20世... 2020.04.14 お薦めの本生物と生命の不思議
お薦めの本 生とは何か?/中屋敷均「ウイルスは生きている」 中屋敷均「ウイルスは生きている」。 ウイルスと感染症について学びたい!と選んだうちのひとつ。同じ著者の本は「科学と非科学」に続いて2冊目だが、前回と同様に「生とは何か?」を考えさせられる内容だった。 ... 2020.04.10 お薦めの本生物と生命の不思議
お薦めの本 体外受精はいまだ人体実験のレベルなのか? 昨年から今年にかけて開催された連続シンポジウム「激動する世界と宗教」。 その最終回の模様を収録した「宗教と生命 激動する世界と宗教」の中での、 生命倫理学を専門とする安藤泰至氏の発言に驚いた。 「体外... 2018.09.28 お薦めの本生物と生命の不思議
生物と生命の不思議 母のくびれが子の知能を決める?/越智啓太「美人の正体」 外見の良し悪しが人生の良し悪しを左右する!という不都合な事実をつづった本をまとめて読んでいる。 見た目で生涯所得に3400万円も差が出る!/ダニエル・ハマーメッシュ「美貌格差」 成功するCEOは顔の幅... 2016.11.30 生物と生命の不思議
投資や経済の話題 成功するCEOは顔の幅が広い?/マシュー・ハーテンステイン「卒アル写真で将来はわかる」 会社の未来を予測をするには、あれこれ分析をするよりも、CEOの顔の形に注目した方がいい、という驚くような研究結果が、 マシュー・ハーテンステイン「卒アル写真で将来はわかる」 という本に示されていた。 ... 2016.11.26 投資や経済の話題生物と生命の不思議
名言・名文 人生とは星を見つけ、星座をつむぐこと。 荻原井泉水(1884~1976)のエッセイ「星を拾う」より、俳人である著者が自選の句集を編集する中でふと思い出した言葉。 「人生というものは塵芥の中から宝石を見出すということである。」 そしてその宝石... 2016.08.12 名言・名文しあわせのかたち生物と生命の不思議
生物と生命の不思議 唐辛子の生存戦略。その辛さは本来、鳥へのラブコール。 昔は「ハバネロ」が世界一辛い唐辛子と聞いたような気がする。今はその数倍の辛い「キャロライナ・リーパー」という品種が世界一だとか。 辛さを追い求める人間によって世界中で生産されるようになった唐辛子。でも... 2016.06.11 生物と生命の不思議
お薦めの本 老化の黒と若返りのピンク/野村順一「色の秘密」 白・黒・紺の服装がメインだった妻に「葬式みたいでヤダ」とねだったら、この春からピンク色や水色の服も着てくれるようになった。 最近ふと、、、キレイに見えるんじゃなくて、実際キレイになってないか?と目の錯... 2016.05.19 お薦めの本生物と生命の不思議
お薦めの本 植物は<知性>をもっている 植物に知性はあるのか? そう問われてふと思い出すのは「CSR三角形仮説」。 CSRといっても"Corporate Social Responsibility"ではなく、 植物の生存戦略を3つに分け、そ... 2016.03.21 お薦めの本生物と生命の不思議
お薦めの本 阿部豊「生命の星の条件を探る」 スティーブン・ホーキング博士と同様の難病、 全身の筋肉が次第に衰えるALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、 自分の研究内容を次世代に受け継ごうと3年書けて書いた一冊。 NHKニュースの特集がきっかけで... 2015.10.26 お薦めの本生物と生命の不思議
新古今和歌集 夢とうつつの境界線/荘子「胡蝶の夢」 夢とは何か? 脳科学の観点から説明すると、 日中の体験の整理や保管を行う作業が「睡眠」で、 その編集作業中の一部がかいま見えるのが「夢」。 夢は日中の覚醒した状態のオマケというところだ。 でも、荘子の... 2015.05.11 新古今和歌集生物と生命の不思議
生物と生命の不思議 ホヤの不思議。「進化=脳の発達」ではない! 進化ってなんだろう? そんな疑問が生じてしまうホヤの生き方。 How Humans Learn: Lessons from the Sea Squirt ホヤは生まれて最初にすることは終のすみかを探す... 2015.02.09 生物と生命の不思議
生物と生命の不思議 タコの不思議とタコ好きの日本人 タコの足は不思議だ。 個人投資家は「タコ足配当」の由来から 敵から逃げるために足を切断した時は再生するが、 自分で足を食べてしまうと再生しない。 という不思議な生態をご存じのことだろう。 またタコの足... 2015.01.31 生物と生命の不思議
脳と遺伝子の探求 好奇心が記憶の幅を広げ、創造力の源になる。 知的好奇心を追求するだけでお金を稼ぐのは難しい。 でも、株式投資ではそれが可能だから好きなんだ♪ と昨日の記事を書きながら、勝手に納得した。 日本に投資家が少ないのは、知的好奇心が低いから? 今日はも... 2015.01.03 脳と遺伝子の探求生物と生命の不思議
生物と生命の不思議 チンパンジーからヒトの進化を読む/松沢哲郎「想像するちから」 ヒト以外の霊長類の研究から人間への認識を深める。 そんな霊長類学者のゴリラの本に引き続き、 人間よ、ゴリラに学べ/山極寿一「サル化する人間社会」 今度はチンパンジーの本を読んでみた。 著者は昨年、文化... 2014.09.13 生物と生命の不思議
生物と生命の不思議 人間よ、ゴリラに学べ/山極寿一「サル化する人間社会」 サル、ゴリラ、チンパンジー。 ヒト以外の霊長類を研究することで人間への理解を深める。 そんな霊長類学と呼ばれる学術分野があるらしい。 先日少し引用したチンパンジーの研究に興味を持ち、心の豊かさの時代に... 2014.09.09 生物と生命の不思議