個人投資家としての2022年(戦争・為替・金利)

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ワールドカップのベスト8が出揃ってこれからが本番。
生活が不規則になって、投資判断がヘンテコになりそうだし、
もう年末なので、投資活動は店じまいして、今年の総括。

ロシアによるウクライナ侵略戦争

今年2月下旬にロシアによるウクライナ侵略がはじまった。

暴落時に株を買い集めるスタイルの私は、
コロナショック以来の勝負所か?と身を乗り出したものの、
むしろアメリカFRBの利上げの方が株式市場への影響が大きく、
これといったタイミングを掴めずに1年を終えようとしている。

ただ戦争をきっかけに新たに思い浮かんだ視点がひとつ。

ここでも書いたとおり、世界経済にとって不可欠な日本企業に投資し、
株主として応援することが、日本の投資家にできる「国防」なのでは?

また長い目で見た今後の資産運用を考える上で、
注目していきたいなと感じさせられたのは、ドルの国際的な地位について。

国際秩序の変化により、基軸通貨ドルの地位が揺らぎはじめた予感も…。
日本の個人投資家に人気の米国株の突出したリターンの前提は、
ドルが基軸通貨であることが考えられるため、頭に入れておく必要がある。

円安・ドル高

今年は株式市場よりも為替相場の方が動きが大きく、
円建てで運用資産の推移を見ていると、訳が分からない変動幅だった。

私は2006~2008年頃、本格的に通貨分散に取り組んで、
だいたいの換算レートが1ドル110円台後半だったので、
10年以上経ってようやく円安の恩恵を受けられるようになったという感じ。

為替相場は予測できていたらこんなことにならないわけで、
防災のような感覚で通貨分散が必要なのだろうな、と考えている。

ただ貿易統計対外純資産残高の推移には注意しておきたい。

また急激な円安を受けての株式投資での対応としては、
iDeCo等の外国株投信への投資額を縮小したぐらいだろうか。
手持ちの米ドルで投資すればいいからと調べてみたら、
ネット証券の外国株口座に米ドルで送金ができることに気が付いた。

金利上昇

円安・ドル高とセットとも言えるアメリカFRBの金融引き締め。
金利の上昇を受けて、何年ぶりか分からないほど久しぶりに、
ソニー銀行で米ドルの定期預金も利用した。
今は3ヶ月もの定期預金で毎月満期がくるように設定し、
利上げペースが落ち着いてきたら、長めの期間にしようと考えている。

また国内でも住宅価格や住宅ローン金利の上昇を受けて、
早めにマイホームを買うべきか?と問われることもある。
そんなときは一歩引いて、冷静に状況を把握することをお薦めしている。

次回に続く。

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