映画監督から見た、人の所作や読書のかたち。

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ジブリ美術館でもらってきた「熱風」2025年12月号。
映画監督、岩井俊二さんのインタビュー記事が面白かった。

スマホが世の中に与えた影響を映画的に考えると、
たとえば役者に「スマホを見る」の演技を付けた時、
何をしているのか分からないほど解釈が広がってしまう。

  • 時計を見ているのか
  • メールをしているのか
  • ゲームをしているのか
  • 読書をしているのか
  • 鏡の代わりにして化粧直しているのか

人の所作のかなりの部分をスマホが吸収してしまっている

あらためて指摘されるとスマホの影響を実感させられる。
「スマホ首」という身体の不調も訴える人も増えているから、
10年後もスマホが今のかたちのままとは思えない。
メガネ型の端末で目の前に映像が広がる形が有力なのかな。
でもそうすると、ますます人の所作を描くのが難しくなるね。

もう一つ興味深かったのが、映像業界から見た出版業界について。
倍速視聴が映像業界の悩みになっているが、
読書環境に目を移すと速読や多読という方法が定着している。

でも、すべての人がそのような読み方をしている訳ではない。
そして映画館で映画を見るのと同じ価値観が、本にはそもそもない。
ここに映画の希少性があるのではないかと指摘していた。

昨年「タイパ」について考えたいと次々と本を読んだ私だが、

この行為こそが短時間で多くの情報を摂取しようとする、
倍速視聴の先駆けである多読だったという、ギャグのような気付き。

ちなみに図書館での2025年の貸出冊数を確認したら193冊…。

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