人工知能

人工知能をめぐる議論

人工知能を入力と出力の関係で仕分けする/松尾豊「人工知能は人間を超えるか」

乱立する人工知能の話題をどのように仕分けすべきか?先日は「ボトムアップ型とトップダウン型」という見方を学んだ。松尾豊「人工知能は人間を超えるか」を読み直してみると、これも分かりやすい仕分け方だなぁとい...
人工知能をめぐる議論

人工知能・ボトムアップ型とトップダウン型

最近、人工知能の議論が広まるにつれて、なんだかよく分からない話をはじめる人も増えてきた。 先日は「シンギュラリティ」を切り口に頭を整理してみたが、より分かりやすい整理の仕方をアニメの中に見つけたのでメ...
人工知能をめぐる議論

シンギュラリティという言葉に気をつけろ!

最近、人工知能に関する本や記事を読んでいると、 シンギュラリティの定義が微妙にズレていることがある。 あれ? 人工知能が人より賢くなる地点じゃなかったよな? シンギュラリティとは? いま一度、本来の定...
お薦めの本

山中伸弥×羽生善治「人間の未来 AIの未来」

山中伸弥教授と将棋の羽生善治さんの対談本を読んだ。羽生さんの発言からいくつかピックアップして編集しておく。AIに「ふなっしー」は作れない本のタイトルでもあるAIに関しては目新しい話はなかった。昨年出版...
人工知能をめぐる議論

脳をネットにつなぎ、思考を拡張する未来が間近?

昨年末にNHKで放送されたAIの番組がおもしろかった。 人間ってナンだ?超AI入門 特別編「今そこにある未来 ヒト×AI=∞」 昨年春に出版された、吉成真由美「人類の未来」の元になった インタビュー映...
お薦めの本

読んだ本と振り返る2017年/人工知能をいかに遊ぶか?

昨年に引き続き人工知能に関する本を多数読んだ。 今年は過去の書物の中にも人工知能の議論を探し、 1970年のSiri/星新一「声の網」 小林秀雄、人工知能を論じる。 結局のところ人工知能の進化に対して...
お薦めの本

ガルリ・カスパロフ「ディープ・シンキング 人工知能の思考を読む」

原題はDEEP THINKING  Where Machine Intelligence Ends and Human Creativity Begins 著者はチェスの元世界王者。 1996、97年...
お薦めの本

言葉が分かるとはどういうことか?/川添愛「働きたくないイタチと言葉がわかるロボット」

かつて下村湖人「論語物語」に大変感銘を受けた。論語の教えを物語として編集し、イメージ豊かに読むことができる一冊。本質を深く理解した人にしか表すことができない素晴らしい仕事だった。 今日の一冊にもまた同...
世界を読み解く方法

小林秀雄、人工知能を論じる。

小林秀雄が将棋と人工知能について言及したコラムを書いていた。1959年のことだ。※「考えるヒント」の冒頭に収録されている。 「常識で考えれば、将棋という遊戯は、人間の一種の無智を条件としている筈である...
人工知能をめぐる議論

人工知能は既得権益を破壊するだけ

人工知能が人の仕事を奪う。昨年あたりから経済誌などでこの手の題の特集が増え、本屋へ行けば類書が平積みで並んでいる。 しかし昨年6月に経済産業省が発表した報告書によると、2015年時点ですでにIT人材の...
お薦めの本

人工知能を知ることは、人間を深く知ること/羽生善治「人工知能の核心」

2016年5月に放送されたNHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」 この時の取材をもとに羽生さんが人工知能に迫った本が今日の一冊。 羽生善治「人工知能の核心」 最近、人工知能に関する...
お薦めの本

1970年のSiri/星新一「声の網」

多くの情報が飛び交う電話回線の向こう側に何らかの知性が生まれる。約50年前に星新一が描いた世界は一部は今まさに実現されようとしている。 疑問に答えるGoogle プライバシー筒抜けのFacebook ...
世界を読み解く方法

読んだ本と振り返る2016年/人工知能は本当の「知」になりうるか?

今年は人工知能に関する話題を多く見聞きしたような気がする。特に印象的だった本が、将棋ソフトの脅威にさらされる将棋界を描いた一冊。 人工知能 vs 棋士/大川慎太郎「不屈の棋士」 もともと人工知能が人間...
お薦めの本

ケヴィン・ケリー「インターネットの次に来るもの」

WIREDの創刊編集長ケヴィン・ケリーの最新作。 <インターネット>の次に来るもの-未来を決める12の法則 前作の「テクニウム」は難解で挫折したが今作は読みやすい。ただ著者のクセなのか、冗長になりがち...
日記と雑談

「君の名は。」に学ぶ、物語のつくりかた。

映画好きの妻に連れられて、映画「君の名は。」を観に行った。観客を引き込む物語の作り方にこの分野もそうなのか!と変に感動。 推理小説やSF小説の根幹となるトリックや仕掛けは、これまで数多く書かれてきただ...
お薦めの本

人工知能 vs 棋士/大川慎太郎「不屈の棋士」

将棋界で観戦記者が、羽生善治、渡辺明をはじめとする代表的な棋士11名に、将棋ソフト(人工知能)をテーマに行ったインタビューをまとめた一冊。 多くの棋士の発言から私なりの判断をまとめると、 将棋ソフトの...
投資や経済の話題

人間より人工知能の方が投資がうまい?

イギリスのEU離脱ショックから1週間も経たずに、 金融市場ではまるで何もなかったかのような景色に戻っている。 Bloombergにこんな記事を見つけた。※和文は抄訳 勝ったのはコンピューター、生身トレ...
人工知能をめぐる議論

雇用を伴わない景気回復の原因/タイラー・コーエン「大格差」

金融危機後の景気回復が雇用拡大を伴わないのはなぜか? アメリカで議論されるきっかけとなったのが、 タイラー・コーエン「大停滞」だという。 ※原題は"The Great Stagnation"(2011...