文化で読む日本経済 「国家」という不思議な言葉 国家。 国の家、家の国…。なんだか不思議な言葉だ。 国家を表す英語の語源を調べてみても、家の要素はない。 country … ラテン語の「contra(反対)」から派生した古フランス語の「cuntré... 2024.06.08 文化で読む日本経済
日記と雑談 レストランの意外な語源 フランス史においてレストランがどのように生まれたのか? 食に関心のある方なら、フランス革命によって、 貴族のお抱え料理人が食を失い、街でレストランを開いた、 というような話を読んだり、聞いたりしたこと... 2024.05.31 日記と雑談
日本の美意識 語源に学ぶ「しあわせ」のかたち。為合わせ・仕合わせ・幸せ。 中島みゆき「糸」にこんな一節がある。 縦の糸はあなた 横の糸は私 逢うべき糸に 出逢えることを 人は 仕合わせと呼びます 「幸せ」ではなく、「仕合わせ」と表現し、 さらに語源をきちんと意識した深いフレ... 2023.05.15 日本の美意識しあわせのかたち
投資や経済の話題 「経済」“economy”の語源に学ぶ 経済の本質ってなんだろう?と疑問が生じたとき、語源に戻ってみると、おもしろいかもしれない。 「経済」という言葉は「経世済民」の省略語で、「経世」は荘子、「済民」は書経からとられたものだった。 春秋の経... 2022.11.01 投資や経済の話題
お薦めの本 「経済」の語源は「経世済民」(世をおさめ、民をすくう) 松岡正剛の新刊「日本文化の核心」に、経済にまつわる言葉の語源が紹介されていて興味深い。 まずは「経済」。 この言葉はもともとは「経世済民」の省略語で、「経世」は荘子、「済民」は書経からとられたものだっ... 2020.04.20 お薦めの本文化で読む日本経済
中国古典 理想は「やむをえず」の境地にある/荘子・刻意篇 「やむをえず」という言葉の源流は、荘子にあるようだ。 刻意篇では聖人を目指そうとする次の五つのタイプを示した上で、 世俗から離れ、高らかに理想を論じて世間を見下す者 人々に仁義忠信を語り、徳の大切さを... 2020.01.23 中国古典
名言・名文 直感と直観(柳宗悦) 妻が先日、日本民藝館でもらってきた柳宗悦のエッセイ「直観について」。 直観とは文字が示唆する通り「直ちに観る」意味である。美しさへの理解にとっては、どうしてもこの直観が必要なのである。知識だけでは美し... 2019.03.02 名言・名文
万葉集 もみじが「黄」から「紅」に変わる頃に/百人一首24「紅葉の錦 神のまにまに」 もみじの語源 かつて日本人は 無文字社会からの移行期の万葉仮名の時代、 木の葉が色を変えることを「モミツ(毛美都)」と呼んでいた。 それが「モミチ(毛美知)」と名詞化し、万葉集の時代になると、 「黄葉... 2018.11.11 万葉集百人一首
日本の歴史と文化 老舗の語源は「仕似せる」 老舗の語源は「仕似せる」という動詞なのだそうだ。 日本の古典にも次のような例があり、 「かようの万物の品々をよくし似せたらんは、幽玄の物まねは幽玄になり、強きは自ら強かるべし」(風姿花伝) 「譲状にて... 2017.11.28 日本の歴史と文化
お薦めの本 英語のキーワードは「港」。日本語は「家」?/田中優子&松岡正剛「日本問答」 昨日から読み始めた対談本。このおふたりの組み合わせなら、おもしろくない訳がない。 語源の話についてメモメモ。 まず英語の「港」"port"の語源に着目し、 「"port"という言葉はヨーロッパの交易の... 2017.11.25 お薦めの本日本の歴史と文化
名言・名文 風流とは心の揺らぎを楽しむこと ビジネスの世界では「価値創造」って言葉が多用される。 でもそもそも「価値」とは一体何なのだろう?とふと思う。 「今日、人はあらゆるものの値段を知っているが、いかなるものの価値も知らない。」(オスカー・... 2015.04.14 名言・名文
万葉集 月の語源/時を司る月の神 月の語源は「時」から来ている、なんて話を読んだ。 「ツキ」と「トキ」。うーん…(笑) "Moon"の語源"motion"や"move"には近いか? そういえば万葉集の中に(985)、 古事記にも登場す... 2014.02.06 万葉集
投資や経済の話題 経済はコスモスとカオスの間に 「経済」というものは、本当にとらえどころがない。 そうしみじみ感じたとき、語源のできの良さに驚いた。 "economy"の語源は、古代ギリシアの"oikonomia"。 そして"oikonomia"(... 2013.08.25 投資や経済の話題
しあわせのかたち 語源から読む日・米・仏の職業観 そうか昨年、こんな記事を書いたのか。 何のために働くのか?(11/07/21) なるほどあえて理由を語るなら、今もこんなとこかな。 でもその後、私の信念はもう少しぶっ飛んで、 そもそも人生に意義や目的... 2012.12.18 しあわせのかたち文化で読む日本経済
日本の美意識 桜の語源と西行の和歌 青山墓地で桜を観賞。生死の境界線に桜。西行の和歌を思い出しながらぼんやり。 ねがはくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月の頃 ふと、桜の語源を調べたくなり、自宅に帰って本棚をゴソゴソ。2つの... 2011.04.09 日本の美意識西行「山家集」