プーチンの戦争は宗教戦争の様相も?

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昨今の国際情勢を受けて、なんでこんなことになったのか?
といろいろと学んでいるところだが、

なにやら宗教も絡んでいるようで、理解が難しくなってきた。

ロシア正教会キリル総主教は、「ルースキー・ミール」という、
「ロシア語圏とロシア正教信者の連帯」を掲げ、
プーチン大統領の政策を精神面から支えてきたのだという。

またロシア正教会はロシア軍との関係を深めており、
2020年には第二次大戦のナチス戦勝利を記念した「ロシア軍大聖堂」を創設。
聖職者が聖水を振りまいて、武器や兵器を祝福することもあるのだとか。

もちろん今回のウクライナ侵略についても、
キリル総主教はプーチン支持を表明しているのだが、
この背景には正教会内部の対立も絡んでいるのだという。

2018年のクリミア侵攻を機に、ウクライナ正教会がロシア正教会から独立。
これを正教会の頂点に立つ、コンスタンティノープル総主教庁が承認したことに、
キリル総主教が激怒し、対立をしているのだという。
1054年にキリスト教会がカトリック教会と正教会に分裂して以来、
と称されるほどの事件が起きているらしい。
Wikipedia「モスクワとコンスタンティノープルの断交」

ウクライナの民間人をロシア軍が拷問の上、殺害するというニュースがあったが、
この常軌を逸した行動は宗教的な背景がなければ起こりえないのでは? 
歴史を振り返ると、キリスト教は異教徒に対して残虐だった印象があるので。

株式市場では停戦交渉の話が出るたびに株価が上昇したり、
ちょっとした目先の動向に合わせて楽観と悲観を繰り返しているが、
宗教戦争の側面をもっているのなら、これは簡単には終わらないぞ。

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