日本の美意識

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古今和歌集・よみ人しらずの恋歌

詩の歴史上、他国にはない日本の和歌の特徴は、時代の権力者やその栄華を讃えた歌がほとんどない わずか31文字に、ありったけの想いを込める 恋歌の多さが尋常ではなく、僧侶までが恋を歌う があげられ、とりわ...
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リセットの日本文化

スーパーマリオの1-1でうっかりクリボーにぶつかった。そんな時、誰もがリセットボタンに手を伸ばしたことだろう。現実ではそんなのは通用しないから悪影響?いやいや日本は伝統的にリセットを大切にしてきたよ。...
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平和憲法は日本史の集大成

日本国憲法はアメリカに押しつけられたもの、との主張があり、とくに憲法第九条の改正論議が絶えることがない。 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇...
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月の満ち欠けにめぐり逢いを見る(新古今和歌集)

「恋・桜・月」は日本文化形成に不可欠な3点セットだった。でも「月」が日本人の心の問題になった時期は遅く、おそらく平安時代後期のあたりから、というのがこの記事。日本はいつから「月」に目覚めたのか?(13...
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【特別寄稿】 数寄者をめざす 私

今日は当ブログ初の試み。室町時代の「会所」のような知的集積の「場」づくりを目指して、読者の方からのコラムをご寄稿いただきました。私もたびたびとりあげている「数寄」がテーマ。「数寄者をめざす 私」私はお...
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夜明け前の茶道(茶禅・闘茶・唐物数寄)

中国史では陸羽(733-804)が「茶経」を描いて喫茶を広めた。でも日本人がいつから茶を飲んでいたのかはっきりしない。行基(668-749)が土木事業の過程で茶の木を植えた、って記述もあるけど(東大寺...
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メビウスの輪をとりもどせ!

「メビウスの輪」って知ってる?こんなやつ。表が裏であり、裏が表でもある。表・裏を分けているようで、本質的には表裏一体。はっきり分けずに「入れ替わり・立ち替わり」の感じが日本的。 日本語の成り立ち…文字...
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岡倉天心「茶の本」の美文集・その2

今年は岡倉天心の没後100周年にあたることもあり、私が書いた「茶の本」の紹介記事のアクセスが急増中。岡倉天心「茶の本」を「不完全の美」で要約・編集 岡倉天心「茶の本」の美文集 この機会に私も再読し、ま...
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日本はいつから「月」に目覚めたのか?

私たち日本人は時代を超えて、月に憧れをいだいていた。でも、それはいつ頃からなのだろう?古代より闇夜を照らす月光は神秘的な印象を与えただろう。でも日本の神話における、月神の扱いは冷淡なもの。ギリシア・ロ...
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夢でしか会えない神仏/明恵上人&梁塵秘抄

日本史で「夢」と言えば「夢記」を残した明恵上人が有名。この人の夢に対する感覚は不思議なものがある。叔父の上覚が、見ることは みな常ならぬ うき世かな 夢かと見ゆる ほどのはかなさはかない夢よりも、なお...
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まほろば・うるはし・うまし/古代人の日本観

暑さゆえに移住の話をすると「どこの国へ?」と聞かれる。私は日本より良い国はなんかあるわけない!と思ってるけど、(とくに「食」の面で→ミシュランガイドの星の推移や国際比較)世間一般にはどんよりした空気が...
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古今和歌集・よみ人しらずの四季の歌

古今和歌集に収められている1100首の和歌のうち、約4割が作者不明の「よみ人しらず」となっている。作者不明と言われると、名歌ではないような気もするけど、「よみ人しらず」に込められた正しい意味合いは、「...
兼好法師「徒然草」

兼好法師の月見/徒然草137段など

便利な時代になった。 徒然草に描かれた兼好法師の「月」観を知りたい!と思えば、 どこの段に書かれているかあっという間に収集できる。兼好の月への愛は21段の「よろずの事は、月見るにこそ慰むものなれ。」世...
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新古今和歌集の桜歌/無常と面影

古今和歌集(905)から時代を下ること300年。 鎌倉時代初期に完成したのが新古今和歌集(1205)。 桜の和歌に込められた想いを辿ると変わったなぁ、という印象。古今和歌集の桜歌(13/03/18) ...
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古今和歌集の桜歌

古今和歌集の桜歌を気ままに編集。 まずこの時代の代表的な桜歌といえば在原業平(古今集53)の世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし桜が散ってしまう事へのドキドキ感を表した名歌。 ち...
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仏壇の来歴に見る日本的方法

仏壇は日本独自のものらしい。仏壇の中央に配置される「須弥壇(しゅみだん)」。古代インドの宇宙観の中心「須弥山」を縮めたもので、仏教世界の構造を表したもの 神仏が招かれ集まる場 といったイメージで、仏壇...
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市中の山居

「隠遁」や「数寄」に思いをめぐらす日々。今後の生き方を白楽天に求めたこともあった。 白楽天「中隠」/官と隠のはざまを生きる(12/04/29)でも、もっと気が合う感覚と出会った。16世紀の初め、京都や...
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西行「山家集」春の章より桜歌10首

西行「山家集」春の章は全173首のうち103首が桜の和歌。 昨日のポカポカ陽気に誘われて、桜の和歌を10首編集してみた。この時代の桜にはすでに花見という行事はあったようで、 (花見&お酒セットの最古の...
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手の中に宇宙を…利休の引き算の美学。

先日書いた記事に連環して、 人に必要な広さ(13/01/22)日本の空間感覚の異質さを千利休を例に編集してみる。利休の生きた時代(1521-1591年)は、ヨーロッパではルネサンス。ルネサンス期を代表...
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枕草子に舞う桜/清少納言の桜観

みずから「お題」を作り、高速に「好み」を答え、断言する。あちこち飛びながらも取り合わせが絶妙なエッセイ集「枕草子」。清少納言が「桜」をどう見てたのか気になったので編集してみた。「さても春ごとに咲くとて...