フランクリン「幸福になるための13の徳目」

ジョン・ボーグル氏は「波瀾の時代の幸福論」の第9章において、
「21世紀的価値より18世紀的価値を」と題し、学ぶべき18世紀の偉人として、
ベンジャミン・フランクリンをあげていた。
というわけで、幸福を視点にフランクリン自伝を再度切り抜き。(以前の記事更新)

私は人間と人間とのあいだの関係においては「真実」「誠意」、それに「高潔さ」の3つが幸福な生活をするために絶対不可欠なものであると確信するようになっていた。

幸福になるための13の徳目
すべてを1度にやろうとせず、1.を身につけたら2.へと1つずつ着実に身につける。

1.Temperance [節制]
Eat not to dullness; drink not to elevation.
(頭が鈍るほど食べないこと。酔って浮かれだすほど飲まないこと)

2.Silence [沈黙]
Speak not but what may benefit others or yourself; avoid trifling conversation.
(他人または自分自身の利益にならないことはしゃべらないこと。つまらぬ話は避けること。)

3.Order [規律]
Let all your things have their places; let each part of your business have its time.
(自分の持ちものはすべて置くべき場所をきめておくこと。自分の仕事はそれぞれ時間をきめてやること。)

4.Resolution [決断]
Resolve to perform what you ought; perform without fail what you resolve.
(やるべきことを実行する決心をすること。決心したことは必ず実行すること。)

5.Frugality [節約]
Make no expense but to do good to others or yourself; i.e., waste nothing.
(他人または自分のためにならないことに金を使わないこと。すなわち、むだな金は使わないこと。)

6.Industry [勤勉]
Lose no time; be always employ’d in something useful; cut off all unnecessary actions.
(時間をむだにしないこと。有益な仕事につねに従事すること。必要のない行為はすべて切りすてること。)

7.Sincerity [誠実]
Use no hurtful deceit; think innocently and justly, and, if you speak, speak accordingly.
(策略をもちいて人を傷つけないこと。悪意をもたず、公正な判断を下すこと。発現をする際も同様)

8.Justice [正義]
Wrong none by doing injuries, or omitting the benefits that are your duty.
(他人の利益をそこなったり、あたえるべきものをあたえないで、他人に損害をおよぽさないこと。)

9.Moderation [中庸]
Avoid extremes; forbear resenting injuries so much as you think they deserve.
(両極端を避けること。激怒するに値する侮辱をたとえ受けたにせよ、一歩その手前でこらえて激怒は抑えること。)

10.Cleanliness [清潔]
Tolerate no uncleanliness in body, cloaths, or habitation.
(身体、衣服、住居の不潔を黙認しないこと。)

11.Tranquillity [冷静]
Be not disturbed at trifles, or at accidents common or unavoidable.
(小さなこと、つまり、日常茶飯事や、避けがたい出来事で心を乱さないこと。)

12.Chastity [純潔]
Rarely use venery but for health or offspring, never to dullness, weakness, or the injury of your own or another’s peace or reputation.
(性の営みは健康、または子孫のためにのみこれを行なって、決してそれにふけって頭の働きを鈍らせたり、身体を衰弱させたり、自分自身、または他人の平和な生活や信用をそこなわないこと。)

13.Humility [謙遜]
Imitate Jesus and Socrates.
(キリストとソクラテスにみならうこと。)

※参考…「フランクリン自伝」(中公クラシックス)

コメント

  1. ガンジー より:

    まろ様,こんにちは。
    2年前(2006年)は,ちょうどフランクリン生誕300周年でした。
    夏に,楽知ん研究所というNPOの仲間で,「フランクリン研究会」をしました。
     →http://lactinphoto.blog.shinobi.jp/Entry/6/
      http://lactinphoto.blog.shinobi.jp/Entry/7/
    その時の様子が,『みんなでフランクリンになろう!』という
    冊子にまとまっています。
     http://lactin.com/store_html/index_frame04.html
    フランクリンは,自然科学の研究者でもありました。
    その発想が,彼の行なった「社会のさまざまな仕組みづくり」にも
    活かされていた(通じるものがあった),なんて内容です。
    お知らせ(というかCM(^^;))までに。
    ご迷惑でしたら,削除してくださいませ,ませ。