風姿花伝

日本の歴史と文化

老舗の語源は「仕似せる」

老舗の語源は「仕似せる」という動詞なのだそうだ。 日本の古典にも次のような例があり、 「かようの万物の品々をよくし似せたらんは、幽玄の物まねは幽玄になり、強きは自ら強かるべし」(風姿花伝) 「譲状にて...
古典に学ぶ人生論

寿命の延びに関係なく、人生は20代で決まる!

人間の寿命が延びたのだから、 今の30歳は昔の20歳と同じようなもの? 心理学者メグ・ジェイは下記のデータをもとに、 そんな考え方は人生を台無しにする!と警告する。 人生で重要な出来事の80%は35歳...
古典に学ぶ人生論

「初心」は本来…/世阿弥「風姿花伝」「花鏡」

「初心」を大辞林で引くと、 何かをしようと決心したときの純粋な気持ち。 学問・技芸などを習いはじめて間がないこと。 物事に慣れていないこと。世慣れないこと。 とあり、私たちがよく使うのは「1.」の意味...
古典に学ぶ人生論

世阿弥「風姿花伝」の結論は…

前向きな選択をすると、不思議と楽しい話が増えてくるもの。 そういえばソクラテスが、 「世界を動かしたければ、まず自分を動かすことだ。」 なんて言葉をのこしていた。 こういうのを世間では「引き寄せの法則...
古典に学ぶ人生論

年齢別の人生論を収集中

古典に描かれた年齢別の人生論。 日本人ならやはり世阿弥「風姿花伝」は外せない。 世阿弥の年齢別人生論/風姿花伝・年来稽古条々 でも一般的に有名なのは孔子「論語」。 「子の曰く、吾れ十有五にして学に志す...
古典に学ぶ人生論

世阿弥の年齢別人生論/風姿花伝・年来稽古条々

2年前に紹介した内容だけど、最近になって心から反省し、 世阿弥を例に「やはり人生50年だ!」と周囲に力説してるので再編集。 能の大成者、世阿弥の書いた能楽論「風姿花伝」。 その第1章に掲げられる「年来...
お薦めの本

ヘタな自己啓発本より世阿弥「風姿花伝」

「成功の法則」といった安っぽいタイトルの本を読むくらいなら、 能の魅力を「花」に例えた世阿弥の能楽論「風姿花伝」。 舞台を成功させるための「まことの花」を追いかけて、 年齢別の稽古論を説いてみたものの...
古典に学ぶ人生論

守破離の来歴と礼讃

文化・芸能以外の分野で「守破離」を目にすることが増えたような。 既存の型を守り、型を破って外に出て、型を離れて新たな型を生む。 そんな「守破離」はどこからやってきたのか? 世阿弥の「風姿花伝」の一節が...
古典に学ぶ人生論

花は散るからこそ美しい/世阿弥「風姿花伝」

能の魅力を「花」に例えた世阿弥の能楽論「風姿花伝」。 「時分の花」に惑わされず「まことの花」を目指せ、と説いた部分は、 人生論として捉えることもできることは、以前紹介したとおり。 → 世阿弥の人生論-...
しあわせのかたち

秘する花を心に

多様な情報や価値観に触れることができるようになったけど、それで幸せになったかというと…、実は生きづらい世の中になっている。 何を判断するにも情報に振りまわされてしまい、 「山ほどある情報から自分に必要...
日本の美意識

秘すれば花と不足の美-風姿花伝・茶の本・徒然草

能の大成者、世阿弥が書いた、能の理論書「風姿花伝」。内容は能楽論にとどまらず、日本の美学・美意識を知る上で重要な一冊。 専門家じゃないから分からないけど、1400~20年頃に書かれていて、それ以前の中...