この春の投資ブログとしてのクライマックスを振り返ると…
- 投資で大事なことの1つとして「予測は願望にすぎない」と嘆き、
- たとえ願望にすぎなくても「イリュージョンは希望」だと立ち直り、
- 最後は「経済や企業の分析には何の意味もない」と絶望する。
こうして投資ブログとしての6年間に幕をおろしたのだった。
何がそんなに悲しかったのか、今までうまく表現できなかったけど、
武田邦彦教授のコラム「学問で判っていること」の一文に…これだ!
「学問は未来に対して無力です。せいぜい「過去のことを必死になって説明する」ことができるだけです。それが人間の頭脳の限界なのでしょう。」
未来学が存在し、それを使って創造的なことができると信じてた。
でも、私が目の当たりにしたものは、過去を論理や統計で整理・解析し、
未来も同じことが起こる前提のもとで、千里眼をふるまう世界だった。
その反動で、はじめから未来なんて考えない、歴史・文化の方面へ傾倒。
でも、今のままじゃダメだよね、って心のどこかでひっかかってる。
人生に期待するのはやめて、人生から何を期待されているのか考えたり。
もう二度と出会えないかもしれない熱い想いを失い、ひどく落ち込んで…。
それでもなんとか前に進む過程で、ふいに心に灯がともる日が来るだろう。
大切なのは、しなやかに生きる、ということかな。
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