先週、ソニーの株価が12,000円を超え、なんだか気分が上がってしまう。
日本を代表する上場企業と言えば、ソニーとトヨタ自動車、
という意識がこびりついている私は古い人間なのだなぁと反省。
私はITバブルのピークだった2000年の春に株式投資をはじめ、
一番最初に投資したのがソニーを10株で、ちょうど今と同じ株価水準。
当時「日経マネー」に掲載の目標株価25,000円を鵜呑みにして撃沈。
結局、半値以下になってようやく損切りするというデビュー戦だった。
株価とEPS(1株利益)の推移を眺めてみると、
あの当時、よくあんな水準の株価で投資したものだとあきれてしまう。
でも今振り返ると、投資をはじめてわずか1年で、
- いきなりバブル崩壊に立ち会えた
- 他人の意見、ましてやマネー雑誌をあてにすることの愚かさを学べた
というのは、そこから約20年投資を続ける上で幸運だったといえる。
手放した後もソニーの動向を追い続け、
近年はこの会社の見所は、もはや金融事業だけじゃないかと、
ソニーフィナンシャルホールディングスに投資をしてみたり、
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ソニーの今後の中核事業はやはり金融か?(16/08/21)
ゲームアプリ「Fate/Grand Order」の大ヒットで風向きの変化を感じていた。
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好調ソニーを後押しするFGOとギルガメシュ叙事詩(19/09/03)
今の業績を見ると、期待を集めていた頃の「ソニーが帰ってきた!」と感じる。
日本は企業の新陳代謝が進まないのが難点、と言われて久しいので、
昔ながらの企業が業態が変えて復活してくるのは嬉しいものだね。
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